令和3年も、あと数日となりました。年の瀬を迎え、何かと気ぜわしい日々をお送りのことと存じます。
今年も、コロナをはじめいろいろなことがありましたが、お世話になったすべての方々に、役場職員を代表して心からお礼を申し上げます。
ということで、令和3年を振り返り、私の独断で選んだ松野町の10大ニュースを発表させていただきます。
【第1位】コロナ感染症の脅威拡大
昨年に続いて、今年もコロナに翻弄された1年でした。4月に松野町内で初めて陽性者が確認されて以来、本日までに感染者数は7人となりました。一方で、ワクチンの接種も進み、町民の約89%が2回の接種を終えられています。
オミクロン株がこれからどこまで広がっていくのか心配ですが、今後も感染拡大防止とともに、地域経済の再生とにぎわいの創出にも取り組んでいきます。
【第2位】新庁舎・防災拠点施設の建設工事が進む
昨年10月に着工した新庁舎・防災拠点施設建設工事が、順調に進んでいます。建物は外観、内装ともほぼ完成しており、1月14日に引き取り検査をした後、机や椅子などの家具備品類を搬入し、2月14日からの供用開始を予定しています。
この後、旧庁舎の取り壊しや外回りの整備に着手し、一連の工事がすべて完了するのは来年の7月頃を見込んでいます。
【第3位】伊予銀行松丸支店が町外に移転
100年以上の歴史を持つ伊予銀行松丸支店が、経営合理化のため近永支店内に移転しました。地域経済を支えてきた金融機関が町内からなくなることになり、大変残念に思いますが、町内の事業者や高齢者の利便性をできるだけ損なわないように、伊予銀行に対して申し入れをしていきます。
なお、ATMは新庁舎完成後に、ロビーに移設してもらいます。
【第4位】「住みたい田舎」に松野町がランクイン
宝島社が出版している「田舎暮らしの本」という月刊誌に、「住みたい田舎ベストランキング」という毎年恒例の企画があり、そこで松野町が見事にランクインしました。
結果は、「町」の部に全国からエントリーした240町の中で、総合部門19位(愛媛県内では2位)、若者世代が住みたい田舎部門15位(愛媛県内3位)、子育て世代が住みたい田舎部門20位(愛媛県内2位)、シニア世代が住みたい田舎部門15位(愛媛県内2位)という高い評価をいただいています。
【第5位】オリンピック聖火リレー 颯爽と
全国を駆け巡った東京オリンピックの聖火リレーが、4月21日・22日の両日、愛媛県内でも実施されました。
松野町では、県内最高齢の聖火ランナーで、陸上短距離走の元アジアチャンピオンでもあるレジェンドの岡武男さん、エアピストルで全国大会優勝経験のあり、松野町の期待の星の高校生アスリート東晴七さん、そしてスポンサー枠のお2人を加えた4人のランナーが、一生の思い出となるであろう200mの道のりを、楽しそうに走っていきました。
【第6位】松野ジビエ CoCo壱番屋とコラボ
本町の鳥獣被害防止対策の中核を担う「NPO法人森の息吹」では、駆除したシカの命を無駄にしないように、捕獲したシカの肉を活用して、「まつのジビエ」というブランドで県内外の高級レストランなどに提供しています。
その「まつのジビエ」のシカ肉をカツにして、皆さんご存知の「CoCo壱番屋」から、『手仕込み鹿かつカレー』が発売されました。期間限定商品のため現在は販売されていませんが、高タンパク低カロリーでヘルシーな鹿肉は、女性にも大変好評でした。
【第7位】交通死亡事故ゼロ 2,000日を達成
全国では、悲惨な交通事故が多発しています。このような中、松野町においては、鬼北交通安全協会各支部や交通安全指導員、スクールガードリーダーをはじめ多くの皆様の日々のご尽力により、交通死亡事故ゼロ2,000日を本年2月に達成することができました。これは、県下の市町では断トツの長さです。
今日現在、日数は2,314日に伸びています。この記録が途絶えることのないように、町民挙げての取り組みを強化していきます。
【第8位】愛媛・高知交流会議 松野町で開催
愛媛県の中村知事と高知県の浜田知事が、共通の行政課題に関して対面で意見を交換する「愛媛・高知交流会議」が、目黒ふるさと館を主会場に開催されました。
両県知事が松野町に来られるという滅多にない機会であることから、「森の国ぽっぽ温泉」や「森の国・水際のロッジ」、「目黒山形模型・関連資料」など、本町の地域活性化の取り組みや貴重な歴史文化資源などを説明して、ここぞとばかりにアピールさせていただきました。
【第9位】M-1グランプリに目黒出身の芝さん
日本一の漫才師を決める「M-1グランプリ」の決勝に、本町出身の芝大輔さんと埼玉県出身のともしげさんのコンビ、モグライダーが出場しました。
約6,000組から勝ち上がった10組がエントリーした決勝戦では、モグライダーがトップバッターで登場し、爆笑ネタを披露して観客を沸かせることができたようです。なお、地元目黒地区ではパブリックビューイングの会場が用意され、多くの方が声援を送っていました。
【第10位】滑床看板猫 おもてなし大使に就任
国立公園滑床渓谷に来ていただく観光客をもてなすため、滑床の看板猫「NAME(なめ)」ちゃんを「滑床渓谷おもてなし大使」を任命しました。2年前に渓谷内で保護された「NAME」は、今では観光客に愛嬌を振りまいて人気者となり、わざわざ「NAME」に会うため滑床に来るファンも増えています。
なお、来年1月11日(火)の午後10時から、NHKの「世界ネコ歩き」という番組で「NAME」がメジャーデビューしますので、ぜひご覧ください。
以上が私の選んだ松野町10大ニュースです。
来年も、ふるさと松野の活性化に誠心誠意取り組んでまいりますので、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
現在の議場で最後の開催となる12月定例議会の様子
○ 12月13日(月) 令和4年度予算編成会議に出席
大規模氾濫に関する減災対策協議会に出席
○ 12月14日(火) 宇和島ケーブルテレビ 年頭のご挨拶収録
○ 12月15日(水) 愛媛県土地改良の集いに出席
進藤金日子参議院議員と意見交換
○ 12月16日(木) 12月定例議会本会議に出席
○ 12月17日(金) 北宇和高校うめジャム完成披露会に出席
商工会金融懇談会に出席
○ 12月19日(日) 軽トラ市を視察
M-1グランプリをパブリックビューイング会場で応援