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観光列車「伊予灘物語」予土線を走る(令和3年12月8日更新)

ページID:0009131 印刷用ページを表示する 更新日:2021年12月8日更新

 師走に入り、日毎に寒さも慌ただしさも増してきました。昨年に続き、今年もコロナ感染症に翻弄された一年でしたが、最近になってまた新たな変異ウイルス(オミクロン株)が出現するなど、まだまだコロナとの戦いは続くと覚悟しなければなりません。

 行政といたしましても、町民の皆さまの健康と生活を守ることを最優先に、お一人お一人に寄り添ったきめ細かな対策を講じていきますので、何とぞご理解ご協力をいただきますようお願いいたします。

 さて、来年4月から8か月間にわたって開催されるイベント「えひめ南予きずな博」のプレ事業として、12月5日の日曜日に、JR四国の観光列車「伊予灘物語」が、初めて予土線を走行しました。「伊予灘物語」は、普段は松山と大洲・八幡浜間の海岸沿いを走る観光列車ですが、当日は特別に宇和島駅と松野町の松丸駅を往復し、全国から集まった鉄道ファンは、車窓から広がる山間の田園風景を満喫されたと思います。

 松丸駅では、鬼城太鼓保存会の勇壮な演奏で乗客の皆さんをお迎えした後、道の駅「虹の森公園まつの」に移動して、おさかな館でカワウソやペンギンとのご対面や、松野の特産品の買い物を楽しんでいただきました。

 なお、2014年から運行が始まった「伊予灘物語」は、今年末で現行車両が引退し、3両編成となる2代目車両が来年春にデビューするとのことです。

 このイベント、JR予土線にとって久々に明るいニュースとなりましたが、その将来的な見通しは決して安泰ではありません。予土線沿線の市町はどこも人口減少が深刻で、鉄道の日常的な利用者が年々少なくなっているうえに、コロナの影響で観光客の乗車数も激減しています。JR四国管内で収益率が最悪の予土線は、まさに存続に赤信号が灯っていると言えます。

 このため、危機感を共有する沿線の5市町(四万十市・四万十町・宇和島市・鬼北町・松野町)の市町長、担当職員が先日集まって、予土線存続の方策を話し合う勉強会を開催し、専門家から助言をいただきました。その勉強会で学んだことは、(1)廃線は困る、絶対反対!ということを常にJR四国に訴えること、(2)予土線を守るための官民一体の組織を作って具体的に行動すること、(3)観光客の受け入れ態勢を整備して、乗車客数をアップすること、の3点で、具体的には5市町で「DMO」と呼ばれる地域に観光客を誘致する法人を立ち上げて、地域の素材を活かした観光戦略で予土線沿線一帯を盛り上げよう、というものでした。

 この発想、私はとてもおもしろく、効果も期待できると判断し、さっそく来年度に向けて検討するように担当課に指示をしました。予土線の真ん中に位置する松野町で、この構想の具現化に積極的に取り組んでまいりますので、どうぞご理解ご協力をいただき、そしてご期待いただきますようお願いいたします。

松丸駅に停車している「伊予灘物語」
松丸駅に停車している「伊予灘物語」

予土線存続 勉強会の様子
予土線存続 勉強会の様子

1週間の公務の記録 =11月22日(月)~12月5日(日)=

○ 11月22日(月) 愛媛・高知交流会議で両県知事に随行

○ 11月24日(水) 農林公社臨時株主総会に出席

○ 11月25日(木) 12月補正予算査定

○ 11月26日(金) 四国地域道路整備促進協議会の要望活動に参加

○ 11月29日(月) 臨時議会に出席

           隣保館運営審議会に出席

○ 11月30日(火) 葬儀に参列

○ 12月 1日(水) 農業委員会より農業振興にかかる提言書を受領

           定例庁議に出席

○ 12月 2日(木) 県公有林野対策協議会視察研修会に出席

           予土地域鳥獣害防止広域対策協議会意見交換会に出席

○ 12月 3日(金) 未来の大人応援プロジェクト講演会を傍聴

           区長会に出席

○ 12月 4日(土) 消防団幹部会に出席