愛媛県の中村知事と高知県の浜田知事が対面で意見を交換する「愛媛・高知交流会議」が、松野町の目黒ふるさと館で開催されました。両県には、南海トラフ大地震への対策や四国8の字高速道路の整備促進、JR予土線の存続など共通する課題が多く、トップ同士が直接話し合うことはとても意義深いものだと感じました。
また、両県知事が松野町に来られるという滅多にない機会であることから、本町の地域活性化の取り組みや貴重な歴史文化資源などを説明して、ここぞとばかりにアピールさせていただきました。
まず「森の国ぽっぽ温泉」では、林業振興と環境保全、経済活性化などを目的に導入した「まきステーション」と「まきボイラー」のシステムを紹介し、実際に足湯にも入っていただきました。
滑床渓谷の「森の国・水際のロッジ」では、町営から民間に経営を譲渡した経緯を説明し、館内の客室などを見学された後、昼食には世界一になった自慢のピザを食べていただきました。経営している(株)サン・クレアの事業展開は、今や宿泊施設の運営だけでなく地元集落の地域づくり全般に及んでいることに、共感をいただきました。
会議の会場となった「目黒ふるさと館」では、収蔵されている国の重要文化財の「目黒山形模型と関連資料」について説明しましたが、江戸時代初期に作られた山形模型に記されている住居の印が、現在の家屋の場所とほとんど変わらないという事実に、お二人とも興味津々の様子でした。
なお、会議で使用した机と椅子は、町内葛川地区の町有林から切り出されたヒノキを材料に、高知県四万十町の森林組合で加工してもらった町内小中学校用の特注品で、愛媛・高知交流会議にピッタリの演出となりました。
会議終了後の記者会見の中で、浜田知事から「県境を越えてすぐの場所に、このように魅力的な町があることを知って驚いた。プライベートでもぜひ訪れてみたい。」という大変うれしいお褒めの言葉をいただきました。中村知事も、森の国ぽっぽ温泉から滑床渓谷まで、自転車に乗ってピザを食べに行くというプランをお持ちのようです。
中村知事、浜田知事には、松野町で重要な会議を開催していただいたことに感謝申し上げるとともに、これからも松野町にご指導ご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。
愛媛・高知交流会議
○ 11月15日(月) 愛媛県平和委員会から日米地位協定改定にかかる要請を受ける
○ 11月16日(火) 文化的景観保存活用計画策定指導委員会に出席
○ 11月19日(金) 自衛隊愛媛地方協力本部・川内本部長ほかと意見交換
愛媛県建築士事務所協会・林副会長ほかと意見交換
町理事者・教育委員・学校長意見交換会に出席
○ 11月20日(土) イベント:南予の自然大冒険を視察
四万十市・中平市長、四万十町・森副町長ほかと意見交換
○ 11月21日(日) イベント:松丸市を視察