晩飯のあと、日課の散歩をしていると、暗闇の中からどこからともなく金木犀の香りが漂ってきました。例年であれば、10月初旬にもオレンジ色の小さな花をつけるはずですが、8月の長雨など異常気象のせいで、金木犀も開花のタイミングを見失ったのかもしれません。
そう言えば、今年は町内でマツタケがほとんど採れないと聞きました。自分で買って食べるには高価すぎるので、今年はあの香りを楽しむことはあきらめるしかないようです。これも地球温暖化が原因だとすれば、森の国松野の自然の営みに少しずつ狂いが生じているようで、とても心配です。
さて、滑床渓谷内で「森の国水際のロッジ」を運営している(株)サン・クレアさんは、好奇心旺盛で行動力抜群の細羽社長のもと、いろいろな分野に積極的にチャレンジをされています。昨年9月には、滑床の玄関である目黒地区に「森とパン」というパン屋さんをオープンし、松山からわざわざ買いに来る常連客ができるなど、大好評となっています。それに続いて、先月末には何と松山市の三越松山店の地下1Fに、「森とスパイス」という店を出しました。
このお店、松山初のスパイス&ディップソースのテイクアウト専門店で、松野町の「まつのジビエ・キーマカレー」や宇和島市の「鯛一郎クンのコルマカレー」など、何とも魅惑的なメニューが並んでいます。また、目黒の清流に磨かれた目黒米や、カブとユズの漬物の雷漬、菓子工房KAZUのスイーツなど、松野の自然に育まれた美味しいものがズラリと揃っています。
「森とスパイス」の吉井知世店長のコメントを紹介します。
「わたしたちは、愛媛県松野町・四万十川源流「森の国」からやってきました。森と生きることは、自然のリズムにそっと寄り添い、森の寛容さ、やさしさ、力強さを感じること。そして、ありのままでよいと気づくこと。
スパイスはみな植物であり、大地の恵みの結晶。体の調子を整え、体がもつ本来の力を引き出してくれます。スパイスの香りに身を委ね、スパイスの力を感じ、世界中で親しまれている多様な使い方やおいしさを発信し、「森の国」とスパイスの掛け合わせで、地域生産者と食卓を繋ぐ役割を担っていきたいと思っています。」
スパイスを使った料理に関心のある皆さん、美味しいものを探している皆さん、そして松野町を応援していただいている皆さん、どうぞ一度「森とスパイス」を覗いていただき、森の国を味わっていただきますようお願いいたします。
森とスパイス オープン
○ 10月25日(月) 鬼北町長、宇和島市副市長、県南予地方局長ほかと意見交換
○ 10月26日(火) 滑床渓谷遊歩道の清掃・点検作業に参加
○ 10月27日(水) 田中・愛媛県副知事のキウイ花粉事業視察に応対
広見川河川改修事業地元代表者説明会に出席
○ 10月28日(木) 町村会全員連絡会に出席
○ 10月29日(金) 臨時議会に出席
四国地方治水大会にリモート出席
○ 10月31日(日) 松野猟友会総会に出席