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鹿かつカレー 販売開始(令和3年8月10日更新)

ページID:0008531 印刷用ページを表示する 更新日:2021年8月10日更新

 コロナ感染症の第5波が、県内においても急激に拡大しています。皆さま、これまで以上に警戒を強めて、感染拡大地域との往来自粛や、ルールを守った会食の徹底など、感染リスクを抑える行動を徹底してください。特に、松野町へのお盆時期の帰省については、町内でワクチンの接種がほぼ完了する10月以降に延期はできないか、ご家族で再度検討をお願いしたいと思います。

 さて、森の国・松野町の豊かな森には、昔から野生のシカが生息していました。しかし、実際にシカがいるのは鬼が城山系の山奥などに限られていて、たまに鳴き声が聞こえることがあっても姿はなかなか見られない、いわば幻の動物だったようです。それが、平成20年頃から爆発的に増え始め、農林業への被害が甚大になってきました。その当時、夜間に町内を車で走行していると、歩いている人に会うことはありませんでしたが、必ず道路際に佇むシカを何頭も見かけたものでした。

 なぜこんなにシカが里に下りてくるようになったのか、山林の荒廃で餌がなくなったこと、温暖化によって冬の間に死ぬ幼体が減ったこと、過疎化高齢化の進展で田畑から人がいなくなったことなどいろいろな原因が考えられますが、せっかく丹精込めて作った農産物をシカに食い荒らされては、農家の営農意欲が消失し、耕作放棄地の拡大につながってしまいます。

 このため、シカによる農林産物への被害を防止しようと、平成25年に松野猟友会と目黒猟友会が中心となって、地元の農家やJAなどの関係機関も参画し、有害鳥獣対策の専門組織となる「NPO法人森の息吹」が設立され、シカの駆除が計画的、効率的に実施されるようになりました。その熱心な活動により、今ではシカの個体数もかなり抑制され、被害も年々軽減されています。

 それと同時に、やむなく駆除したシカの命を無駄にしないように、捕獲した個体の獣肉を有効に活用する取り組みにも着手しました。経験豊富な猟師が仕留めたシカを、その場で適切に処理して迅速に加工場に搬入し、衛生管理が徹底された最新の施設設備と熟練の技術を持つスタッフによって精肉に加工され、「まつのジビエ」(ジビエ=フランス語で野生の鳥獣肉)というブランドで、県内外の高級レストランなどに提供されています。お取引先さまからは、最高級の品質という高い評価をいただいていて、ほとんどのお店がリピーターとなっています。

 今回、その「まつのジビエ」の新しい展開として、皆さんご存知の「カレーハウスCoCo壱番屋」さんから、『手仕込み鹿かつカレー』が地域・期間・数量限定で発売されることになりました。松野の自然の中で育ったシカの肉が、ココイチのカレーと出会ってどのような化学変化を起こし、相乗効果を発揮するのか、私も大変楽しみにしています。そして、この新商品が、ジビエの魅力を多くの皆さんに知っていただくきっかけとなることを期待しています。特に女性におすすめで、高タンパク低カロリーでヘルシーな鹿肉は、まったく臭みもクセもなくきっと満足いただけると確信していますので、ぜひ一度ご賞味くださいませ。

 なお、『手仕込み鹿かつカレー』のご提供は、次のとおりです。

○ 販売店舗 カレーハウスCoCo壱番屋 宇和島国道56号店・フレスポ大洲店

○ 販売期間 8月7日から9月下旬まで(期間延長の場合もあり)

○ 販売数量 各店舗1日20食限定

○ 販売価格 959円(税込)~

まつのジビエ『手仕込み鹿かつカレー』記者発表の様子

まつのジビエ『手仕込み鹿かつカレー』記者発表の様子

まつのジビエ『手仕込み鹿かつカレー』記者発表の様子
まつのジビエ『手仕込み鹿かつカレー』記者発表の様子

1週間の公務の記録 =8月2日(月)~8月8日(日)=

○ 8月2日(月)定例庁議に出席

○ 8月3日(火)市立宇和島病院への救急専門医の配置について関係機関に陳情

○ 8月5日(木)まつのジビエ『手仕込み鹿かつカレー』記者発表会に出席

          愛媛地方税滞納整理機構 議会定例会に出席

○ 8月6日(金)愛媛マンダリンパイレーツ運営会社役員と意見交換

○ 8月7日(土)森の国さくらの会ボランティア活動(除草作業)に参加

○ 8月8日(日)永昌寺施食会に出席