この夏は、近場で楽しもう！（令和３年８月３日更新）

ページID：0008479 印刷用ページを表示する更新日：2021年8月3日更新

　新型コロナウイルス感染症の拡大に、歯止めがかからない状況となってきました。特に東京では、感染力の強いデルタ株が猛威を振るい、連日3,000人を超える陽性者が確認されています。

　その影響は、確実に全国各地にも及んでいて、７月中旬まで比較的落ち着いていた愛媛県内でも、感染者数が10人を超える日が増えてきました。中村知事は、「県内は感染第５波の入り口が迫ってきている状況」として、これまで以上に徹底した感染回避活動を呼び掛けています。

　こうした状況の中で、多くの人が移動する「お盆」の時期を迎えて、不安を感じられている方も多いと思います。特に、東京や大阪など都会にいるお子さんを、帰省させていいのか、悩んでいる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

　このことについては、それぞれの家庭でそれぞれの事情があると思いますので、行政が一律に帰省の自粛を促したり、ＰＣＲ検査を要請したりということは、今のところ考えていません。ただし、帰省のタイミングは今しかないのか、もう少し延期できないのか再度検討をお願いしたいと思います。松野町では、９月末までに希望する方すべてにワクチンの接種を完了する予定なので、せめて10月以降に時期をずらすことを、ご家族で話し合ってください。

　なお、どうしても事情があって帰省された場合には、県外からの友人との同級会や大人数での会食は、なるべく控えていただきますようお願いいたします。

　また、学校が夏休みになって、小さなお子さんをどこかに遊びに連れて行ってやりたいという親御さんの気持ちもよくわかります。長い夏休みの間、子どもたちを家にずっと閉じ込めておくのは、現実的に不可能でありますし、夏休みでしかできない体験もあると思います。

　その場合は、ぜひ近場で夏休みを満喫する計画を立ててください。県外の有名な観光地は当然のことながら、県内でも多数の人が出入りする屋内施設などは、リスクが相当高まっていると思われます。まずは、人混みを避けることを徹底しましょう。

　一方で、松野町とその周辺には、観光スポットでなくても美しい森や川、癒される自然環境が至る所にあります。どうぞ子どもたちを、そういった自然の中に連れ出して、密にならないように気をつけながら、キャンプや魚釣り、アウトドアスポーツなどを楽しんでいただきたいと思います。

　私も先日、Ｅ－ＢＩＫＥ（電動アシスト自転車）の普及事業の一環として、サイクリングイベントに参加してきました。参加者は、観光行政の関係者約30名で、感染防止対策を徹底した上で、松野町の道の駅・虹の森公園と鬼北町の道の駅・夢産地の往復約50kmのコースに挑みました。当日は太陽が照りつける炎天下で、アスファルトの熱気と高低差に多少苦しめられましたが、モーターのアシストのおかげで、快適にペダルを漕いで完走することができ、今後のＥ－ＢＩＫＥ普及拡大に自信がつきました。

　このような屋外での活動であれば、子どもたちの夏休みの思い出作りにもなるのではないでしょうか。今年の夏は、近場で、人の少ないところで楽しみましょう。

Ｅ－ＢＩＫＥ試走サイクリング