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ふる里の「森」を守る(令和3年7月29日更新)

ページID:0008467 印刷用ページを表示する 更新日:2021年7月29日更新

 オリンピックでの日本人選手の活躍が、連日新聞やテレビで報道され、日本中が大いに盛り上がっています。確か、開幕前の民放各局のワイドショーでは、オリンピック開催に対して批判的な論調も多かったはずですが、まあ世界最大のスポーツの祭典でありますし、ここは割り切ってテレビの前で楽しく観戦しようと思います。

 特に、松野町がホストタウンになっているBVI(英領バージン諸島)の選手の皆さん、がんばってくださいね。応援してますよ。

 さて、この時期、町内のいろいろな団体で定期総会が開催されています。これらの総会では、令和2年度の事業内容や収支決算についての報告と、令和3年度の事業計画や収支予算についての審議が行われますが、長引くコロナの影響で、どこの団体も活動が大きく制限されていて、運営にさまざまな支障が出ているようです。しかし、会員の皆さんがいろいろ工夫をして、団体を存続しコロナ収束後の活動につなげようと努力されていて、大変心強く感じているところです。

 そのような団体のひとつに、松野町林業研究グループ(谷清会長・会員18名)があり、先日行われた総会と研修会に私も出席させていただきました。林業研究グループとは、林業経営の改善および林業技術の向上を目的として、林業にかかる学習や研究活動、共同事業などを行うグループで、全国では約1,300団体、2万人の会員が加入されているそうです。

 松野町林業研究グループでは、松野中学校の生徒を対象にした林業教室で、シイタケの栽培を指導してもらっているほか、紙幣の原料となるミツマタの実証栽培、そして役場庁舎建設のために伐採した町有林にスギを植林して、長期間にわたって観察する事業など、熱心に活動を続けてもらっています。

 私も、吉野葛川地区の町有林での現地研修会に参加して、今年の2月に植えたスギ苗木、花粉が少なくなるように品種改良した苗木や、成長が早い特性の個体を人工交配によりかけ合わせた苗木の成長具合を調査しました。植えてからまだ日は浅いのですが、シカの食害防止のためのカバーの中で、着実に育っていることを確認し、安心しました。これから成木になるにはまだまだ時間がかかりますが、50年後に伐期を迎えた時にはどのように利用されるのだろうか、そして松野町はどんな地域になっているのだろうか、しばし妄想にふけってしまいました。

 「森の国」松野町の「森」を守っていただいているグループの皆さん、この貴重な森林資源を私たちの次の世代がしっかりと受け継ぐことができるように、コロナに負けずにさらに精力的に活動していただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

松野町林業研究グループ 現地研修

松野町林業研究グループ 現地研修
松野町林業研究グループ 現地研修

1週間の公務の記録 =7月19日(月)~7月25日(日)=

○ 7月19日(月)南予地方局建設部で防災対策等について協議

○ 7月22日(木)FMえひめ公開生放送に出演

○ 7月25日(日)葬儀に参列