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JR真土駅のアジサイ(令和3年6月17日更新)

ページID:0008298 印刷用ページを表示する 更新日:2021年6月17日更新

 今年は、気象観測史上で最も早い梅雨入りとなりましたが、しとしと雨が何日も続くこれまでの梅雨と違って、短期的、集中的な大雨になる傾向があるようです。これも、世界的な異常気象の一端なのでしょうか。

 これから梅雨の終盤、そして台風のシーズンを迎えます。3年前のあの大水害を教訓に、万が一の時に慌てないための日頃からの準備、心構えをお願いいたします。

 なお、災害対策基本法が改正になり、災害への警戒レベル3の「避難準備・高齢者等避難開始」が「高齢者等避難」に変更され、レベル4の「避難勧告」と「避難指示(緊急)」が「避難指示」に一本化されました。具体的にどう変わったのかというと、役場が「高齢者等避難」を発令した時には、高齢者などは危険な場所から避難してください、「避難指示」を発令した時には、全員が危険な場所から避難してください、ということです。シンプルになってわかりやすくなりましたので、実際に災害に直面した場合には、これらの情報に従って的確な行動をとっていただくようお願いいたします。

 ところで、町内にはJR予土線の駅が3つあり、高知県境が近い蕨生集落に、そのうちのひとつ「真土駅(まつちえき)」という小さな無人駅があります。この駅、JR四国の駅の中でホームが一番短く、列車1両分ほどのわずか25mしかありません。当然、車両が2両以上になると、ホームからはみ出て降りられない扉もありますが、だいたいは1両編成なので問題はありません。ちなみに、予土線で運行しているのはディーゼル機関車で、電気で動く電車ではありませんので、私たちは子どもの頃から汽車と呼んでいましたが、都会で汽車と言うと「いつの時代?」と笑われます。汽車でいいやんか!

 また、近藤真彦さん(マッチ)がアイドルとして絶頂の時に、ザ・ベストテンという歌番組で、駅名にちなんで真土駅のホームで歌って生放送されたことがあります。しかし、当時愛媛県内には系列の民放局がなく、町内で番組を見た人はいなかったというオチがついています。

 この真土駅で、付近の住民の皆さんが管理しているアジサイが、見ごろを迎えています。1日の乗降客がひと桁の真土駅ですが、小さなホームから眺めるアジサイは、きっと皆さんの心を和ませてくれると思います。宇和島駅から、マッチ箱(!)のような汽車に乗って真土駅まで片道約1時間、密にならない小旅行はいかがでしょうか。

 もう一つの話題、役場新庁舎の建設工事が着々と進み、建物の形がだんだんはっきりしてきました。シンボルツリーとしてロビーに設置する2本の磨き丸太、これは滑床渓谷から切り出された樹齢110年のヒノキの巨木ですが、巨大なクレーンで天高く吊り上げられた後、ゆっくりと降下して据え付けられました。これから数十年にわたって、役場職員の仕事ぶりや、出入りされる町民の皆さんの日常生活を、温かく見守ってくれることでしょう。

 役場新庁舎の完成は、来年1月ごろを予定しています。新築の立派な建物に負けないように、住民サービスの質も向上させていきますので、ご指導ご鞭撻をお願いいたします。

真土駅を彩るアジサイ
真土駅を彩るアジサイ

シンボルツリーの搬入
シンボルツリーの搬入

1週間の公務の記録 =6月7日(月)~6月13日(日)=

○ 6月 8日(火) 議会運営委員会に出席

            臨時庁議に出席

            原水爆禁止国民平和大行進実行委員会から要請を受ける

○ 6月 9日(水) 内外情勢調査会宇和島支部懇談会に出席

○ 6月11日(金) 松野の里を美しくする協議会に出席