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感染対策期から感染警戒期へ(令和3年6月1日更新)

ページID:0008208 印刷用ページを表示する 更新日:2021年6月1日更新

 3月下旬に松山市の繁華街で発生したコロナ感染症のクラスターは、感染力の強いイギリス型変異株であったため、愛媛県内全域で一気に感染が拡大し、一時は医療崩壊一歩手前の深刻な状態になりました。このため、県では、感染症への警戒レベルを最高の「感染対策期」に引き上げ、不要不急の外出自粛や飲食店の時短営業などを県民に要請してきましたが、まじめな愛媛県の県民性もあって、2カ月が経過してようやく沈静化してきたようです。この状況により今日から、県の警戒レベルは「感染対策期」から「感染警戒期」へと引き下げられ、県主催イベントや県管理施設も再開されることになりました。

 松野町においては、第4波が襲ってきた4月中に4人の陽性者が確認されましたが、その後1カ月は感染者ゼロが続いていて、県の方針と歩調を合わせて本日から、虹の森公園おさかな館や森の国ぽっぽ温泉などの営業を再開し、徐々に社会経済活動を再始動させることとしました。それぞれの立場でご協力いただいた町民の皆さまに、心から感謝申し上げます。

 もちろん、全国的にはまだまだ感染者数の高止まりは続いていて、イギリス株より感染力が強いインド株の拡大も危惧されることから、まだまだ警戒を緩めるわけにはいきません。どうぞ皆さん、ワクチン接種が行き渡るまでの間、感染しないための自己防衛に努めていただきますようお願いいたします。

 さて、コロナ対策の唯一の特効薬であるワクチン接種ですが、最近の報道などを見てみると、政府の推進方針が、多少強引で性急すぎるようにも感じます。この前のめりの姿勢に、オリンピック強行開催への批判や副反応に対する不安が加わって、国への不信感につながっているのではないかと考えます。

 しかし、コロナの感染を収束させるには、ワクチンの接種による集団免疫の獲得に頼るしか方法がない中で、感染するリスクより副反応のリスクが圧倒的に低いこと、さらにインド株やベトナム株といったより危険な変異株が迫っていることを考えると、スピード重視でワクチンを打ちまくるのは仕方のないことかもしれません。

 どちらにせよ、高度に発達したはずの現代社会が、これほど根底から揺さぶられる未曽有の危機に際して、少しでも町内の皆さんの不安を払拭し、一日でも早く平穏な生活を取り戻せるように、役場の全職員が一丸となって取り組んでまいります。皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

 先日の夕方、西の空を見上げたら、極彩色の夕焼けに染まっていました。仏教の言葉で慶事の兆しとして現れる雲を「瑞雲」と呼ぶそうですが、この夕焼けが、コロナ収束の「瑞雲」となることを願っています。

「瑞雲?」
「瑞雲?」

1週間の公務の記録 =5月24日(月)~5月30日(日)=

○ 5月24日(月) 梅振興会総会に出席

○ 5月25日(火) (株)官民連携事業研究所・(株)オーディオストックとの連携協定

          締結式に出席

○ 5月27日(木) 宇和島地区林材業振興会議 会計監査

○ 5月28日(金) 入札会に出席

          6月補正予算査定

          新型コロナウイルス感染症対策本部会議に出席