記録的な早さで梅雨入りした四国地方ですが、じめじめした雨の日ばかりではなくて、まぶしい太陽が雨雲を追い払ってくれる日もあります。先日の週末は、まさにそんな清々しい日和となりました。
日曜日の朝、初夏を感じさせる青空を見上げながら、コロナがなければ滑床渓谷も多くの観光客の皆さんでにぎわっているはず、今の状況はどうなっているのだろう、と気になったので、久しぶりに滑床に出かけてみました。
やはり観光客は少ないようで、渓谷沿いの細い県道でも離合する車もほとんどなくて、駐車場は3割程度しか埋まっていません。その分、「密」にならないので、ベンチでのんびりとコーヒーを飲んでいるご夫婦や、水際で足をつけてはしゃいでいる家族連れなど、滑床の自然を安心して満喫されているようでした。
混雑や渋滞が発生するほどたくさんの人が来ても困るけど、なるべく多くの皆さまに滑床でリフレッシュしてもらいたい、そのバランスをうまくとる方法はないものか、そんなことを考えながら、コンビニで買ったおにぎりをリュックに入れて、滑床渓谷のシンボル「雪輪の滝」をめざして出発しました。
さて私は、役場の職員として30年近く勤務してきましたが、その半分以上の期間は観光関係の仕事を担当していました。そのため、滑床渓谷に来た回数は、松野町民の中でもかなり多い方だと思っています。その私が、今回の散策で改めて思ったのは、「やっぱり滑床って美しい!」ということでした。
それは、いくつかの幸運が重なったためでした。まず、梅雨時とあって水量はかなり増えていましたが、濁流ではなく透明度が回復したタイミングだったこと、落ち葉や土砂が洗い流されてきれいになった水底に、太陽の光が真上から差し込んでいたこと、周囲の樹々の緑も生き生きとしていい感じだったこと、そして晴れ渡った青空。
写真が全くの素人なので、この感動的な景観を皆さんにお伝えできないのが残念ですが、少しでも滑床の美しさを感じていただければ幸いです。そして、コロナがある程度収束したら、実際に滑床渓谷を訪れていただき、ご自分の五感で大自然の息遣いを体験してください。
愛媛県では、ようやくコロナの感染者数も少なくなってきているようですが、全国的にはまだまだ高止まりのようです。松野町のお隣の高知県四万十市でも、感染が拡大傾向にあると聞いています。どうぞ皆さま、油断せずに感染防止に取り組んでいただきますようにお願いいたします。
日本の滝百選「雪輪の滝」
雪輪の滝近くの名もなき淵
増水で迫力が増した三筋の滝
○ 5月17日(月) 宇和島地区広域事務組合構成市町長協議会に出席
○ 5月18日(火) 新型コロナウイルス感染症対策本部会議に出席
○ 5月20日(木) 松野町農林公社定時株主総会に出席
地域おこし協力隊との意見交換会に出席
○ 5月21日(金) 議会全員協議会に出席