松野中学校卒業式（令和３年３月17日更新）

ページID：0007814 印刷用ページを表示する更新日：2021年3月17日更新

　春の陽気に促されて、桜のつぼみが一輪、また一輪と開き始めました。その祝福を受けるかのように、町内で一番の桜の名所である松野中学校で、本日卒業式が行われ、34名の卒業生が巣立っていきました。

　卒業生の皆さんの胸中には、多感な青春時代のど真ん中で、仲間と机を並べ勉強したこと、ともに汗と涙を流し部活動に励んだこと、力を合わせ成し遂げた体育祭や文化祭、喜びや悩みを語り合えるよき友人と巡り会えたことなど、数え切れない思い出が鮮やかに甦っていることでしょう。

　特に今年の卒業生は、中学生活の最後の一年間が、コロナ禍によって様々な活動を制限され、不自由で不完全燃焼の日々だったと思います。その中で、大いに悩み、苦しみ、そして真剣に自分に向か合った時間は、きっと若者を大きく成長させてくれたはずです。また、そんな厳しい環境の中でも自分を支えてくれたご家族、先生方に対して、素直に感謝する気持ちが育まれたと思います。これは貴重な財産ですね。

　これから大人になっても、このコロナ禍を乗り越えてきた一年を貴重な教訓として、そして笑顔で振り返ることができるように、しっかりと胸に刻んでいてもらいたいと、心から願っています。

　余談ですが、自宅の裏庭の桃も、８分咲きとなりました。松野のおいしいものの代表格である桃をぜひ自分で味わいたいと、清水白桃という品種の苗木を７～８年前に１本だけ植えたのですが、まだ１度も収穫できていません。昨年は、20個ほどの実が野球ボールの大きさにまで育ったのですが、ハクビシンにネットを噛み切られて一晩で全部やられてしまいました。

　今年はハクビシンとの戦いにリベンジして、甘くておいしい松野の桃を堪能したいと思っています。

松野中学校卒業式