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新春のご挨拶(令和3年1月6日更新)

ページID:0007531 印刷用ページを表示する 更新日:2021年1月6日更新

 明けましておめでとうございます。

 輝かしい新年を迎えて・・・と言いたいところですが、コロナ禍の影響で、今までにない不安で寂しい年末年始を経験された方もいらっしゃると思います。人類の英知がコロナを克服して、平穏な生活が一日も早く取り戻せるように、皆様とともにお祈りしたいと思います。

 行政といたしましても、感染拡大を防ぎつつ地域の経済と生活を守るため、町民ひとりに寄り添ったきめ細かな対策を講じていきますので、何とぞご理解ご協力をいただきますようお願いいたします。

 さて、新春にあたり私の抱負を述べたいと思います。

 私は、町長に就任した時から、「小さな町の大きな挑戦」を町政の基本方針として掲げてまいりました。この大きな挑戦の目指すところは、巨額な事業費を使って奇をてらった箱物や大規模なイベントなどに取り組むのではなく、現在、松野町で生活をされている町民の皆さんに幸福を実感してもらうとともに、松野の自然や文化、生活が次の世代に引き継がれていき、50年後も100年後も穏やかな暮らしがこの地で続いていくことです。そのためには、コミュニティを存続させる一定のマンパワーが必要であり、減っていく担い手を補うためには、移住を促進することが不可欠であると考えています。

 もちろん、人口の減少という問題は、一朝一夕で解決できるような簡単なものではないことは十分認識していますし、これから先、国全体の人口が減っていく中で、少子高齢化が顕著な本町の人口を急激に増やすことは不可能です。しかし、松野町の自然や歴史文化など魅力的な地域資源と、長年にわたり育まれてきた絆の強さを最大限に活かし、小さな町だからこそできる本町独自の事業に取り組むことができれば、地域社会や経済を存続させるために必要な人口規模を維持することは十分可能です。つまり松野町には、全国から移住者を呼び込む手段や方法が、まだまだ残されていると確信しています。

 人口減少という全国共通の課題に、移住促進を核とした松野モデルと呼ばれるような解決策を構築して全国に示したい、そして令和3年を、この大きな挑戦のスタートの年にしたいと思っています。どうぞ松野町を応援していただいている全国の皆さま、松野町に温かいご支援ご協力をいただきますようお願いいたします。

「子」から「丑」へ

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