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中央診療所に羽生田先生着任(令和2年9月9日更新)

ページID:0006906 印刷用ページを表示する 更新日:2020年9月3日更新

 記録的な猛暑がようやく和らぎ、秋の気配が日増しに濃くなってまいりました。少しは過ごしやすくなるのかなと思ったら、今度は台風が続けて襲来、自然の猛威に翻弄される日々です。

 本町では、幸いなことに町民生活に深刻な影響は出ていませんが、桃の園地を中心に倒木などの被害が見られ、農家が生産意欲を失することのないように、県やJAと連携して支援策を検討しております。

 さて、高齢化が進んでいる松野町で、地域医療の中核施設として奮闘しているのが、松野町中央診療所です。町内唯一の有床医療機関(入院ベッドがある病院)で、町民の皆さんに一番近いところで、一人一人に寄り添って、健康な生活が送れるようにお手伝いをしています。

 しかし、人口の減少に伴い受診者数が年々減っていることに加え、診療所では対応が困難な多重疾患等の高齢者の患者さんが増加し、さらに新型コロナウイルス感染症の影響で診療を制限していたこともあり、診療所の経営が逼迫しているのも事実です。何とか、一人でも多くの皆さんに「かかりつけ医」として利用していただき、地域医療の最後の砦を町民の総意で守りたいと思っています。

 ちなみに「かかりつけ医」とは、患者の心身の状態、病歴、生活習慣などを踏まえた診療を継続的に行い、健康に関することを何でも相談でき、必要な時には専門医療機関を紹介するなど、医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する身近で頼りになる医師とされていて、私は、中央診療所は十分にその使命と責任を果たすことができると考えております。どうぞ安心して、ご利用ください。

 その中央診療所に、新しい先生をお迎えすることとなりました。これは、所長の宮本先生が来年3月末で退職される予定のため、その後任として、岩手県の病院で勤務されていた羽生田雄介(はにゅうだゆうすけ)先生(51才)に赴任いただき、今月初めから診察にあたってもらっています。

 羽生田先生の赴任によって、宮本所長、羽生田副所長、野間副所長の三人の先生で、一般内科から軽度のケガなど小外科まで、幅広く一次医療に対応できる体制が強化されました。さらに、今年の秋冬は、コロナ禍に加え、インフルエンザ感染症のリスクも高まることから、想定外の事態が生じる可能性もありますが、来年3月末までの期間限定とはいえ、医師三人体制で万全の体制で臨むことができたことは、大変心強く思っております。

 中央診療所は、収支の不均衡や看護師の不足、施設の老朽化など多くの課題を抱えていますが、町内で唯一の有床診療所を、町民の皆さまのご理解をいただいて守り続けること、中央診療所を中心に、これからも医療、保健、福祉、介護の連携をより強化していくこと、これが診療所設置者である町長に課せられた使命だと思っています。

 身近で頼りになるかかりつけの医療機関として、多くの町民のみなさんにご利用いただけるよう努めますので、今後ともよろしくお願いいたします。

診察室の羽生田雄介先生

診察室の羽生田雄介先生

1週間の公務記録 ※~9月6日(日)

 ○ 8月31日(月) 8月臨時議会・議会運営委員会に出席

             記者会見に出席

             宇和島地区広域事務組合議会定例会に出席

 ○ 9月1日(火)  定例庁議に出席

             赤松孝寛宇和島市議・山瀬忠弘市議・山本定彦市議と意見交換

             選挙管理委員会委員退任式に出席

 ○ 9月2日(水)  災害対策本部会議に出席

 ○ 9月4日(金)  災害対策本部会議に出席

 ○ 9月6日(日)  災害対策本部会議に出席