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町民センターの取り壊し(令和2年7月13日更新)

ページID:0006580 印刷用ページを表示する 更新日:2020年7月13日更新

 役場新庁舎および防災拠点施設(仮称)の建設のため、町民センターの解体撤去工事に着工します。

 すでに町民の皆さまにはお知らせしていますが、新しい役場庁舎は、町民センターを取り壊した跡地に建てることとしています。このため、思い出のいっぱい詰まった町民センターにお別れをすべく、工事の安全祈願と併せて和霊神社の宮司さんにお祓いをしてもらいました。

 町民センター、正式名称「松野町山村開発町民センター」は、昭和52年3月の竣工で、以来43年間にわたりイベントや会議等を通じて、町民生活の改善や保健福祉の増進、交流の促進などに大きな役割を果たしてきました。その一環として、ここで結婚式を挙げられた方も、たくさんいらっしゃると思います。

 私も、遥か30年前に町民センター2階の大会議室で、友人たちが手作りで企画した披露宴を開いてもらいました。当時の結婚式は、今と違ってとにかく人数が多くて、今のコロナ禍では到底許されないような「密」の状態で、会場のあちこちで新郎新婦そっちのけの回し飲みや一気飲みなどが始まり、まあ相当にぎやかで松山から出席した妻の友達があっけにとられていたことを覚えています。アトラクションも、かなりぶっ飛んだ過激な内容でした。

 今の若者たちは、きっとスマートでお洒落な結婚式を望んでいると思いますが、私たちの時のような懐かしの大宴会型披露宴も復活できるように、そのためにもコロナ禍の終息を願うばかりです。

 また、新しい役場庁舎は、1階がRC(鉄筋コンクリート)造、2階が木造ですが、木造部分には吉野葛川地区の町有林のスギを使うようにしています。この木材は、今から約50年前に、「ポット苗」という当時の新技術を導入して町が植林したもので、須田元町長さんが若き林業指導員だった頃に、熱心に取り組まれた成果だそうです。

 近年、戦後に整備された人工林の荒廃が進み、土砂災害の頻発や有害鳥獣の増加の原因ともなっています。しかし、葛川の町有林は須田元町長さんはじめ先輩の皆さんのご努力により、立派に生育して伐期を迎えることができました。先人からの貴重な遺産に、心から感謝したいと思います。

 なお、伐採した跡地には再び苗木を植栽する予定ですが、今と同じように50年後の松野の皆さんに喜んでもらえるように、しっかりと管理をしたいと考えています。さて、その頃の日本は、世界は、そして松野町は、どのような姿になっているのでしょうか。

町民センター解体撤去工事 安全祈願祭の様子
町民センター解体撤去工事 安全祈願祭の様子

1週間の公務記録 ※~7月12日(日)

 ○ 7月 6日(月) 富岡部落要望事業・現地確認

             NPO松野まちづくり青年会議総会に出席

 ○ 7月 8日(水) 蕨生部落要望事業・現地確認

             鳥獣被害防止対策推進協議会総会に出席

 ○ 7月 9日(木) 町民センター解体撤去工事安全祈願祭に出席

 ○ 7月11日(土) 葬儀に参列