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あれから2年(令和2年7月7日更新)

ページID:0006557 印刷用ページを表示する 更新日:2020年7月7日更新

 松野町でも甚大な被害が出た西日本豪雨災害から、今日でちょうど2年の月日が過ぎました。あの日の早朝、普段は穏やかな広見川が、濁流と化して人家や田畑を飲み込んでいく様子を目の当たりにして、恐怖とともに自然の猛威、人間の無力さを思い知らされた気がしました。

 一方で、水が引くとともに、消防団や自主防災会、ボランティア、中高生の皆さんが被災者に手を差し伸べ、隣近所で助け合う地域の絆がしっかりと機能して、着実に復旧復興に向かう姿を見て、まさにこれが松野の底力だと力強く感じました。あの豪雨災害は、防災減災対策だけでなくあらゆる面で、まちづくりの在り方を考えさせる契機であったと思います。

 あれから2年。

 今日のテレビのニュースでは、2年前の松野と同じ光景、一面が茶色の水に覆われた惨状が映し出されています。今回の豪雨は、今のところ九州に被害が集中していますが、雨がいつまで降り続くのか、どこまで影響が広がるのか、気象庁でも判断が難しいとのことです。あの忌まわしい線状降水帯が、松野に覆いかぶさってくる危険性も、十分に覚悟しなければなりません。

 さらに、コロナ感染症がまだまだ猛威を振るっているため、避難所の運営などについては、感染症対策も同時に進めることが必要です。避難所が「密」にならないように、そして避難される方がためらうことのないように、様々な状況を想定しながら対策に万全を期したいと思います。

 つきましては、避難が必要となった際には次の点について留意していただきますよう、もう一度確認をお願いします。

○ 当初に開設する指定避難所は、保健センター(延野々)、吉野生交流促進センター、目黒基幹集落センターの3か所を予定しています。

 なお、避難所が浸水するおそれがある場合は、小中学校等に変更する場合があります。

○ 避難所の収容者数が一定数を超えた場合は、他の避難所または各部落の集会所等に分散してもらうことがあります。

○ 避難所への避難が困難な場合は、より安全な親戚や近所の家への避難も検討し、自宅に残る場合は崖から離れた部屋や2階に移動するなど、自分の命を守る行動を優先してください。

○ マスクや消毒液、体温計などは各自で持参してください。

○ 発熱の症状など体調に異常がある場合は、避難所の係員にお知らせください。

 戦前の物理学者の寺田寅彦は、「天災は、忘れた頃にやってくる。」という有名な言葉を残しましたが、ここ数年は「天災は、忘れなくてもやってくる。毎年律義にやってくる。」だそうです。

平成30年7月7日 西日本豪雨災害発生時の虹の森公園
平成30年7月7日 西日本豪雨災害発生時の虹の森公園

1週間の公務記録 ※~7月5日(日)

 ○ 6月29日(月) 北宇和高校農業教育振興協議会総会に出席

            延野々部落要望事業・現地確認

 ○ 6月30日(火) 南予流域林業活性化センター総会に出席

            宇和島地区林材業振興会議総会に出席

            南予森林管理推進センター定時総会に出席

            奥野川部落要望事業・現地確認

 ○ 7月1日(水)  定例庁議・感染症対策本部会議に出席

            愛媛県農業改良普及事業連絡協議会監査

 ○ 7月2日(木)  7月臨時議会に出席

            町有林(葛川)・国有林(若山)視察

 ○ 7月3日(金)  町村会臨時総会・全員連絡会に出席

 ○ 7月4日(土)  葬儀に参列