今回のコラムは、私の個人的な趣味のことを書かせていただきます。
コロナ禍の影響で、夜の飲食を伴った会合や休日のイベントなどが軒並み中止となり、不要不急の外出も自粛してるいことから、自宅でまとまった時間が過ごせるようになりました。そこで、にぎやかな日常生活が早く戻ってくるように願いつつ、休日や夜間の静かなひと時を、趣味の読書にあてることにしています。
もともと小学生の頃から本を読むのが好きで、SFの父ジュール・ヴェルヌの冒険小説「十五少年漂流記」や、コロボックルが活躍する「だれも知らない小さな国」などの児童文学を、繰り返し読んだ記憶があります。
成人してからも、時期によって濃淡はありますが、読書の習慣は続けてきました。ただし好きな本は、ミステリーとかファンタジーとかSFとか狭いジャンルの小説で、いわゆる啓発本やビジネス書にはあまり興味がなく、読んだ本が実生活に役立っているかどうかはわかりません。まあ、日常のいろいろなストレスを一時的でも忘れさせてくれますし、小説の内容によっては人生の意義を深く考えるきっかけにもなりますし、時間の無駄にはならないと思っています。
今、子どもたちの活字離れが急速に進んでいると聞いています。ネットなど本に替わる情報伝達手段が発達し、出版業界は大きな転機を迎えているようです。しかし、子どもの頃から本に親しむということは、先人の知恵を受け継ぐだけでなく、感受性や想像力を育むのに大いに役立ち、日本語に対する理解を深めることにもつながります。
本町では、財政的な理由などで本格的な図書館の整備は困難ですが、現在計画している新庁舎の建設の中で、子どもたちが絵本や郷土文学に触れることができる読書コーナーを設置することとしています。また、小学生に読書通帳を配布して、読書の習慣づけにも取り組んでいて、これらの施策を通じて、読書という楽しみを子どもたちに継承していきたいと考えています。
ちなみに、ここ20年ほどの間に読んだ小説の中での私のベスト1は、新しい能力を手に入れた人間が住む1000年後の日本の未来を描いた日本SF大賞受賞作「新世界より(貴志祐介著)」で、そのスケールの大きさと発想のユニークさにぶっ飛びました。
また、ゴールデンウイークから読み進めているのは、テレビドラマにもなった「精霊の守り人(上橋菜穂子著)」シリーズ。今、4冊目の途中ですが、どんどん面白くなっています。
みなさんそれぞれ好きな分野は違うと思いますが、コロナ禍をきっかけにしてのんびりとページをめくる楽しみを味わってみられては。
新潮文庫:「精霊の守り人(上橋菜穂子著)」シリーズ
○ 6月1日(月)定例庁議に出席
○ 6月2日(火)令和2年度一般会計補正予算(第3号)査定
○ 6月4日(木)原水爆禁止国民平和大行進実行委員会の要請に対応
報道機関の取材に対応
松野町商工会、(株)サン・クレアとの意見交換会に出席
○ 6月5日(金)てまひままつのBBQ協会定期総会に出席