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梅雨入り(令和2年6月2日更新)

ページID:0006427 印刷用ページを表示する 更新日:2020年6月2日更新

 先日、6月を待たずに四国地方の梅雨入りが発表され、いよいよ本格的な出水期を迎えました。国土交通省によると、西日本での出水期は6月1日から10月31日までの5か月間とされていて、特に梅雨や台風による集中豪雨には注意が必要です。

 本町でも、一昨年の西日本豪雨災害によって、吉野・延野々両地区を中心に重大な被害が発生しました。私は、前日から役場の災害対策本部で警戒にあたっていましたが、夜明けとともに濁流が田畑や民家を飲み込んでいく様子を目撃し、その圧倒的な自然の暴力に打ちのめされた気がしました。

 しかし、消防団員の皆さんの勇敢な活動やご近所同士の助け合いによって、人的な被害が出なかったことは不幸中の幸いであり、その後の復旧復興の作業において発揮された地域の絆の力は、これこそ松野町民の底力だと、とても頼もしく感じました。

 あの悪夢のような経験は二度としたくない、それが町民全ての願いでありますが、自然の猛威を人間の力でコントロールすることはできません。ただ、常日頃から災害に対する備えをしているのとしていないのでは、被害の程度に雲泥の差があります。万が一の災害のために、下記の点など今できることを実行されるようお願いします。

(1)就寝場所から手の届く範囲に、懐中電灯やラジオを置いておきましょう。

(2)服用中の薬や着替え、飲料水などを入れた非常用の持ち出し袋を用意し、定期的に入れ替えるなど適切に管理しましょう。

(3)避難時に、「自分が手助けをする人」「自分を助けてくれる人」をあらかじめ確認しておきましょう。

(4)避難で家族が離れ離れになった時のために、お互いの安否確認の方法を決めておきましょう。

 町でも、各部落の自主防災会と連携しながら、避難訓練の実施や防災用資機材の配備、正確な情報伝達手段の確保など、防災減災対策の推進に最優先で取り組んでまいります。昨年度には、洪水発生時や水難事故等に対応するため、町内3か所に防災ボートも配備しました。

 しかし、大規模な災害が発生した場合に生死を分けるのは、皆さんお一人お一人が自分の生命と身体を守る行動をとれるかどうかです。どうぞ、いつも意識の片隅に、地震や風水害が起こった際にどうすればいいのか、具体的なイメージを常に持っていただきますようお願いいたします。

防災ボートの写真
防災ボート(3艙配備/写真は吉野生交流促進センターに配備分)

1週間の公務記録 ※~5月31日(日)

 ○ 5月25日(月)町内小中学校巡視

            東小学校の木製机・椅子の整備について取材対応

 ○ 5月26日(火)森の国の夏祭り実行委員会に出席

 ○ 5月27日(水)入札会に出席

            (株)まちづくり松野株主総会に出席

 ○ 5月29日(金)宇和島地区林材業振興会議監査

            県・市町合同感染症対策テレビ会議にリモート出席