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「出口」の先にある現実(令和2年5月13日更新)

ページID:0006317 印刷用ページを表示する 更新日:2020年5月13日更新

 年明けからこのコラムを開始して、はや4カ月が経過しました。町内の様々な出来事に私の率直な想いを乗せて発信することで、穏やかな日常生活を送れる喜びを皆さんと共感したい、そんな願いを込めてのスタートでした。

 しかし3月になって、新型コロナウイルス感染症が日常生活を根底から覆し、世の中は一変してしまいました。コラムの内容も、ほとんどがコロナに関するものになり、皆さんに自粛をお願いすることばかりになったこと、誠に残念で大変申し訳なく思っています。

 そのような先の見えない暗い日々が続いていましたが、明日14日に緊急事態宣言について国から何らかの見直しがあるとの報道がありました。今のところ、愛媛県の緊急事態宣言が解除されるかどうかは不明であり、さらに本日、県内で新たな感染者が確認されたとの情報がありますが、国民あげての外出自粛の成果により、感染爆発など最悪の事態は脱しつつあると思われます。暗いトンネルの中で、出口のほのかな明かりをようやく見つけた気分です。本町においても、ここまで感染が確認されなかったことは、町民の皆様お一人お一人のご理解ご協力によるものと、心から感謝しております。

 しかし、緊急事態宣言が解除されても、すぐにこれまでの日常が帰ってくるわけではありません。「出口」の先にも、まだまだ厳しい現実が横たわっています。引き続いて、「3密」を徹底的に排除する強い決意を持って、自分が感染しない、周囲に感染させない行動をとり続けなければなりません。

 ノーベル賞受賞者の山中伸弥先生は、新型コロナウイルスとの戦いを、長いマラソンに例えられていましたが、まさしくこれからが正念場、全国民が、そして世界中の人々が団結して、感染症克服にそれぞれの立場で取り組まなければなりません。

 歴史学者が言うには、ペストやスペイン風邪などの例があるように、人類の歴史は感染症との戦いの歴史であったそうです。先人たちがそれらの戦いに勝利したように、今を生きる私たちもこの困難な戦いを乗り越えて、笑顔で日常生活を楽しむ時間が一日でも早く帰ってくるように、がんばりましょう!

1週間の公務記録 ※~5月10日(日)

 ○ 5月6日(水) 葬儀に参列

 ○ 5月8日(金) 新型インフルエンザ等対策本部会議に出席