2月13日、JAえひめ南・鬼北広見支所において、鬼北町と松野町の農業の在り方を考える「鬼北夢農業を語る会」が開催され、主催者の一人として出席しました。
鬼北地域の基幹産業である農業は、単に生業(なりわい)としてだけでなく、人々の生活や文化、環境とも密接につながっていて、農業を守っていくことが地域を存続させる必須条件であると言えます。最近は、特に担い手不足が深刻化していることから、若い人たちに農業に対する関心を持ってもらうことが、重要課題であると考えています。
この「鬼北夢農業を語る会」では、北宇和高校生産食品科の生徒さんが、松野町特産の漬物である「雷漬」の継承に取り組んだ事例を発表してくれました。高校生が地元の農産物や特産品に興味を持ち、その製造技術の伝承に自ら挑戦してくれたことは、大変心強く頼もしく感じました。農業を取り巻く環境は厳しさを増していますが、意欲があればぜひ地域農業の担い手として、農業経営に挑戦してもらいたいと思っています。
カブとゆず、昆布を漬け込んだ「雷漬」は、噛むとバリバリと音がすることからその名がつけられました。台湾がルーツで富岡地区の杉本家に伝えられ、昭和50年頃からは豊岡地区の農家の女性たちの手で町を代表する特産品として製造販売されていました。その後、生産者の高齢化などによって一度は途絶えかけましたが、その危機を救ったのが奥野川地区の熟年男性たち。5年前に「天ヶ滝雷付生産グループ」を立ち上げて、伝統の味にさらに磨きをかけて、生産振興と地域活性化に貢献してもらっています。
どうぞ皆さん、高校生も熟年男性も懸命に伝承しようとしている松野の秘伝の味、「雷漬」をご賞味ください。
カブとゆず、昆布を漬け込んだ松野の秘伝の味「雷漬」
○ 2月10日(月) 令和2年度当初予算査定
○ 2月12日(水) 町内の葬儀に参列
令和2年度当初予算査定
○ 2月13日(木) 令和2年度当初予算査定
鬼北夢農業を語る会に出席
県境活性化プロジェクト検討会に出席
○ 2月14日(金) 町内の葬儀に参列
松野町農林公社中長期事業計画検討会に出席
○ 2月15日(土) 町内の葬儀に参列
○ 2月16日(日) 町内の葬儀に参列