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お茶の体験工房オープン(令和8年4月16日更新)

ページID:0017185 印刷用ページを表示する 更新日:2026年4月16日更新

 満開の桜が惜しげもなく花びらを散らし、後を追うように柔らかな若葉が芽吹いてきました。これから森の国・松野町は、一年で最も生命感、躍動感にあふれた季節を迎えます。

 この時期の松野を代表する景色が、瑞々しい新芽に覆われた「お茶畑」でした。特に、昭和30年頃に町内で初めてお茶の栽培が始まった真土(まつち)地区では、広見川沿いのなだらかな丘が一面萌黄色に輝いて、私たちの目を楽しませてくれました。また、町内で収穫される「まつのかおり」ブランドのお茶は、森の国を代表する特産品として人気を博し、高値で販売されてきました。

 しかし近年は、生産農家の高齢化による担い手不足が深刻化するとともに、お茶の需要がペットボトル中心となり、小規模な農家が大手飲料メーカーと直接取引をするのは困難なことから、栽培を断念する農家が増え始めました。そして現在、残念ながら松野町のお茶は、自家用に残された畑を除いてほぼ消滅している状況です。

 

 このように、松野町のお茶の歴史が閉ざされてしまいそうな中で、敢えてお茶を活用して地域を元気にしようと立ち上がってくれた若者がいます。彼の名は、川嶋健佑(かわしまけんすけ)さん、もうすぐ33才の2児のパパです。大阪出身で阪神百貨店内の有名なケーキ屋で働いていた川嶋さんは、俳人芝不器男の故郷である松野町で、俳句による地域の活性化を志し、地域おこし協力隊に応募してくれました。そして、平成30年4月からの3年間、協力隊員として芝不器男記念館の管理運営や俳句文化の普及に取り組んだのち、任期が終わっても松野町に定住する道を選択し、現在は川嶋ぱんだという俳号で創句活動にいそしむ傍ら、柚子やお茶などの栽培のほか、松野町特産の雷漬の生産組合でも活躍していて、これからの地域を担う期待の星となっている存在です。

 すでに茶畑を700平方メートルほど借り受けていて、収穫した茶葉を和紅茶や釜炒り茶に加工し、近隣の道の駅やイベント等で販売していますが、川嶋さんはさらにお茶にこだわってみようと、真土地区にある空き家を購入してお茶の加工体験ができる工房にリニューアルし、八十八夜を前にした4月12日にオープンを迎えました。

 

 この体験工房、川嶋さんと彼の応援団が手作りで改修したもので、まだ名前もついていません。トイレなどの修繕はまだこれからということで、今できることは修学旅行生などを受け入れて、その時期ごとのお茶の加工作業を体験してもらうこと。しかし川嶋さんの夢は広がっていて、いずれはカフェや民宿としても使ってもらえるように、そして交流の拠点として機能するように、これからも挑戦を続けていきたいと語ってくれました。

 

 愛媛県下で一番人口が少ない松野町ですが、川嶋さんのように自らが当事者となって地域の未来を想い、地域を盛り上げてくれる人材が増えていけば、人口減少なんて恐れることはない、と勇気をもらった気がしました。行政としても、がんばってくれる若者を精一杯応援したいと思います。

 

お茶の体験工房1  お茶の体験工房2  お茶の体験工房3

お茶の体験工房 名前はまだなし

 ※ 公務の記録 =4月7日(火曜日)~4月16日(木曜日)=

〇4月7日(火曜日) (一財)生態系総合研究所 小松代表理事ほかと意見交換

〇4月8日(水曜日) 松野東小学校入学式に出席

         北宇和高校入学式に出席

         商工会青年部総会に出席

〇4月9日(木曜日) 松野中学校入学式に出席

         南予森林アカデミー入校式に出席

〇4月12日(日曜日) 永昌寺花まつりに参列

〇4月13日(月曜日) 生活研究協議会総会に出席

〇4月14日(火曜日) 葬儀に参列

          土木協会と(一社)建設業協会との意見交換会に出席