先週、四国地方の梅雨入りが発表されました。これから数カ月の間は、大雨等による浸水被害や土砂災害への警戒が、最も必要な時期となります。皆さまには気象情報に注意され、備蓄品の補充や避難経路の確認など、万一に備えて事前にできることを実行していただくようお願いいたします。
さて、全国の市町村では通常年4回、3月、6月、9月、12月に定例議会が開催され、町政に対する質疑のほか条例や予算などについて審議されます。その6月議会を目前にして、松野町の7人の議員のうち議長を含む2人が辞任されるという事態となりました。議会内の軋轢が理由とのことですが、あまりにも突然であり皆さんと同様に私も大変驚いていて、そして誠に残念に思っています。
そのような中、議会を招集する立場にある私は、6月13日に6月定例議会を開いて議案を審議していただきましたが、普段は採決に加わらない議長を除くとわずか4人の議員で重要案件を議決するという、70年の長い歴史を有する本町議会においても、まさに異例の議会運営となりました。
今回の2人の議員の辞職については、それぞれの事情があって重大な決断を下されたものであり、私が軽々にコメントをすることは差し控えたいと存じますが、敢えて言うならば、2人に投票し議会に送り出された支援者の皆さんの想いが、今後議会において伝わりづらくなることは、町政においても大きな損失になるのではないかと考えています。議員辞職のほかに解決手段がなかったのか、議会内での反省が必要だと思います。
今後、公職選挙法の規定により、50日以内に議員の補欠選挙を行い、新たな町議を選任しなければなりませんが、それまでの間、町政を停滞させるわけにはいきません。これまでに議決を得ている令和7年度予算、事業計画の具現化とともに、山積する行政課題の解決に向けて、残った5人の議員とともに粛々と取り組んでまいりますので、町民の皆さんのご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。
なお、その補欠選挙につきましては、選挙管理委員会のご英断により、予定されている参議院議員選挙と同日になる日程としていただきました。これにより、選挙事務費用の圧縮とともに、町民の皆さんの負担軽減や投票率の低下防止に一定程度効果があるものと判断しておりますが、議会、そして行政への不信感の根本的な払しょくにはならないとも考えております。
皆さんのご批判、ご叱責を真摯に受け止めて、議長に就任された山田議員さんはじめ議員の皆さんとともに信頼回復に取り組み、議決機関と執行機関が車の両輪のごとく町政を着実に前進させることができるように努力してまいりますので、今後もご指導ご鞭撻賜りますようお願いいたします。
空席が目立つ議場
議長に就任された山田寛二議員
〇6月5日(木曜日) 議会全員協議会・議会運営委員会に出席
愛媛マンダリンパイレーツの公式戦観戦(松野町応援デー)
○6月6日(金曜日) 臨時庁議に出席
松野の里を美しくする協議会に出席
環境保全推進員会に出席
松山自動車道・大洲道路4車線化整備促進期成同盟会総会に出席
自民党・知事との意見交換会に出席
○6月7日(土曜日) 宇和島東高校近畿同窓会総会に出席
○6月8日(日曜日) 自民党・公明党合同時局講演会に出席
○6月9日(月曜日) 鬼北地区野菜園芸振興基金理事会に出席
宇和島地区保護司会鬼北分区総会に出席
○6月10日(火曜日) 文化協会総会に出席
北宇和広域営農団地推進協議会 会計監査
○6月11日(水曜日) 宇和島地区広域事務組合臨時議会に出席
NPO森の国ネット理事会に出席
○6月12日(木曜日) 北宇和広域営農団地推進協議会総会に出席
○6月13日(金曜日) 議会6月定例会に出席
○6月14日(土曜日) 虹の森まつの保育園なかよし運動会を観覧
予土歴史文化研究会松野支部総会に出席
○6月16日(月曜日) 各部落事業要望・現地確認(富岡部落)
各部落事業要望・現地確認(延野々部落)