この春は、暖かい日と寒い日が目まぐるしく入れ替わり、気温がまるでジェットコースターのように乱高下しています。ここ数日は、肌寒い「花冷え」が続いていますが、この寒さのおかげで満開の桜が散らずに残り、今週末に予定している桃源郷マラソン大会では、桜吹雪の中を颯爽と走ることができるかもしれません。
ただし、私は3kmコースにエントリーしていますが、日ごろは走るという行動とは全く無縁の生活なので完走できるかどうか不安でいっぱい、とても桜を楽しむ余裕はないでしょうね。
さて、全国の過疎地の市町村は、少子高齢化による人口減少という大きな問題に直面しています。このため本町でも、町外からの移住者を呼び込むとともに、子育て世帯への支援を充実させて安心して出産、子育てができる環境を整備するなど、人口の減少に少しでも歯止めをかける施策に取り組んできました。その一環として、放課後や長期休暇中の小学生を預かる放課後児童クラブを運営してきましたが、従来の施設は小学校から距離があり、利用する児童が炎天下や冷たい風の中を歩くことになり、また交通事故の危険性も高くなるため何とか改善できないかと考えていました。
そのような折りに、株式会社一条工務店様から企業版ふるさと納税制度を活用して、木造コンテナ型ユニット6棟(総額約5,200万円相当)を寄贈していただくことになりました。これは、モバイル建築という工法で作られた移設可能な箱型のコンテナで、このユニットを6棟並べて連結し、中の壁や柱を取り除いて広い空間を確保したほか、シャワー室やキッチンなど水回りの設備も完備しました。これを、西小学校の旧体育館と旧給食センターを撤去した場所に設置し、新しい放課後児童クラブ「森の国児童センター」として開設することとし、昨日、落成式を行いました。これにより、西小学校からの徒歩移動が不要となったほか、センターと小学校の一体的な運営が可能となりました。(東小学校の児童は、これまで通り町のコミュニティバスでセンターまで送ります。)
建物の中には、子どもたちが快適、安全に過ごすことができる広々としたプレイルームを中心に、木の温もりを感じられる玩具や児童向け図書のコーナー、ウッドデッキや静養室があり、大型のモニターも設置しています。また、将来的には「子ども食堂」などへの展開も可能だと考えています。
この森の国児童センターで、松野の未来を担う子どもたちが、友だちと仲良く勉強をしたり遊んだりしながら、豊かな感性を育み未来を切り開く力を身につけてくれること、そして、仕事や家事で忙しいご両親が安心してお子さんを預けることで、子育ての負担軽減となり、より充実したライフスタイルの構築になることを期待しています。
森の国児童センター
〇3月25日(火曜日)町制70周年記念ロゴマーク審査会に出席
JAえひめ南鬼北早期米生産者部会総代会に出席
NPO森の国ネット理事会に出席
○3月26日(水曜日)JAえひめ南鬼北ゆず部会総会に出席
○3月27日(木曜日)転退任教職員を送る会に出席
松丸ワークショップに出席
学校管理職送別会に出席
○3月28日(金曜日)退職職員に辞令交付
北宇和土地改良協会役員会・総会に出席
○3月30日(日曜日)天ヶ滝さくらまつり会場を視察
○3月31日(月曜日)森の国児童センター落成式に出席
県・滞納整理機構への派遣職員に辞令交付