あけましておめでとうございます。
「奇跡の9連休」と呼ばれたこの年末年始、穏やかな晴天の日が続いたことに加えてコロナの収束もあって、帰省されたご家族と一緒ににぎやかに過ごされたご家庭も多かったのではないでしょうか。
昨年は、元旦に発生した能登半島地震をはじめ、4月には松野町でも震度4を観測した豊後水道地震、8月には南海トラフ地震臨時情報の発表につながった日向灘地震など、地震の危機が差し迫っていることを実感させられる一年でした。今年は、地震などの災害がない平穏な一年になることを願うとともに、もし大地震か発生した場合には、どのような初動体制を敷いたらいいのか、そのためには事前にどんな準備をしておくべきか、しっかりと検討しなければならないと思っています。
さて、昨年12月27日の仕事納めの日は、その1週間ほど前から私を含めインフルエンザの感染が役場内で急増していたため、やむを得ずリモートで式を執り行い、モニター越しに職員の1年間の労をねぎらいました。う~ん、ちょっと寂しかったですね。
年が明けて昨日、インフルエンザもようやく収まってきたことから、仕事始めの式は会議室で対面により行いました。多くの職員が元気そうな表情で式に出席してくれたので、まずは一安心というところです。
この仕事始めの式で、私から職員に、次の2点を訓示として伝えさせていただきました。
まず1点目は、「VUCAの時代」を乗り切るための心構え。VUCAとは、変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の4つの英単語の頭文字をつなげた言葉で、気候変動や感染症の多発、国際間の緊張など先行きが不透明で予測が困難な現在の社会状況を指しています。そして、この時代を乗り切るためには、まずは情報の収集能力を高めて有益な情報を活用すること、次にその情報を分析して企画立案すること、そして最後に勇気をもって計画を実現すること。これを全職員が、それぞれ担当する業務の中で心掛けてほしいとお願いしました。
2点目は、肉体的にも精神的にも社会的にも健康であること。町民の皆さんに喜んでいただく仕事をするためには、まずは自分自身の状態がポジティブであることが必要です。もちろん雇用する側の環境整備も重要ですが、職員ひとりひとりの能力を最大限の発揮できるように、風通しがよくストレスの少ない職場づくりへの協力を要請しました。
役場の職員は私を含め、まだまだ至らぬ点が多いことは十分認識していますが、松野町のために全身全霊を注いでいく決意は全員が共有していますので、町民の皆さんには引き続きご指導ご鞭撻をいただきますようお願いいたします。
辰年から巳年へ
仕事始めの式
〇 12月27日(金曜日) 仕事納めの式(リモート)
○ 12月28日(土曜日) U-cat新年あいさつ収録
○ 12月29日(日曜日) 消防団年末特別警戒 本部巡視に参加
○ 1月3日(金曜日) 成人式に出席
○ 1月5日(日曜日) 町内5部落の総会で新年のあいさつ
○ 1月6日(月曜日) 仕事始めの式に出席
商工会新年賀詞交歓会に出席
○ 1月7日(火曜日) 定例庁議・町政70周年記念事業推進委員会に出席