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県境防災施設が完成(令和6年8月8日更新)

ページID:0014038 印刷用ページを表示する 更新日:2024年8月8日更新

 災害級ともいえる猛暑が続く中、松野町ではもう稲刈りが始まりました。農家の皆さん、過酷な作業になりますが、どうぞ無理をせず体調管理に十分お気を付けください。そして松野のおいしい新米を、食卓に届けていただきますようお願いいたします。

 

 さて、少し前の話題になりますが、地域の安全安心を守るために、民間の事業者が自主的に立ち上がり、防災減災対策の拠点となる施設を整備されましたので、その事業の概要をご紹介いたします。

 松野町の吉野葛川地区と、高知県四万十市の西土佐西ケ方地区は、四万十川支流の広見川のほとり、愛媛と高知の県境を挟んでお隣同士の位置にあります。しかし、両市町の中心部から少し距離があるうえに、道路は広見川に沿って急峻な山すそを縫うように走っていてる部分があり、地震や大雨の際には土砂崩れや冠水などによって孤立する危険性があります。また、地区内は高齢化が進んでいて、さらに観光客などの交通量も近年増加していることから、急病や交通事故で緊急搬送が必要になる場合も増えてくると考えられます。

 そのような地域の不安に対して、地元の建設会社である松野町の金谷建設と四万十市の竹村綜合建設が、地域貢献の一環として共同で緊急用ヘリコプター離発着場を備えた防災施設を、県境をまたぐ形で設置されたものです。7月17日には、施設の落成式とともに、両社と四万十市、松野町、管轄する2消防組織の6者で、施設の管理運用に関する協定を締結させていただきました。また、実際に高知県のドクターヘリが飛んできて、交通事故のけが人を運ぶという想定の訓練も行われました。

 

 施設は、県境を挟んで松野町側にヘリポート(810平方メートル)、四万十市側に緊急用の重機・資材置き場(790平方メートル)があり、このヘリポートから宇和島市立病院までの搬送時間は約10分で、救急車と比べると30分ほどの時間短縮となるそうです。

 住民の安全を守ることは、本来は行政の責務でありますが、町全域をカバーするだけの防災拠点やヘリポートを整備することは、現実的にはなかなか困難な状況です。そのような中、民間の事業者が地域に貢献するという使命をもってご協力いただくことは、行政にとっても大変ありがたく、また地域住民にとっても心強いものだと思います。改めて、金谷建設さま、竹村総合建設さまに、町民を代表してお礼を申し上げます。

施設の管理に関する協定式の様子 集合写真

防災施設の管理運用に関する協定の調印

ドクターヘリによる搬送訓練の様子

ドクターヘリによる搬送訓練

 

 ※ 公務の記録 = 7月27日(土曜日) ~ 8月7日(木曜日) =

〇 7月27日(土曜日)

 南予俳句協会松野大会開会式に出席

〇 7月28日(日曜日)

 近畿愛媛県人会定期総会に出席

〇 7月29日(月曜日)

 原水爆禁止国民平和大行進関係者と意見交換

 松野西小学校歴代校長・教頭・事務長・PTA会長会に出席

〇 8月1日(木曜日)

 臨時議会に出席

 定例庁議に出席

〇 8月2日(金曜日)

 選挙管理委員と意見交換

〇 8月4日(日曜日)

 国道バイパスボランティア清掃に参加

〇 8月5日(月曜日)

 愛媛県知事との意見交換会に出席

〇 8月6日(火曜日)

 愛媛銀行仲本常務ほかと意見交換

 市町総合事務組合会計監査

〇 8月7日(水曜日)

 夏祭り実行委員会に出席