能登半島地震の被災地支援のため、昨日、本町の職員3名が石川県に向けて出発しました。今月末まで、輪島市内にある避難所の運営に携わる予定です。松野町職員の代表として、町民の皆さんの被災地に寄せる温かい想いを背負って、不安な避難生活を強いられている方に少しでも笑顔が戻るような活躍をしてくれること期待しています。
また、南海トラフ地震に備えて避難所運営のノウハウを習得するとともに、何よりも無事に元気で帰ってきてくれることを願っています。
さて、自転車による観光振興、健康増進、交通混雑の緩和、環境負荷の低減などを目的に活動する「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」という長い名前の組織があるのですが、その四国ブロックの総会が、1月19日に徳島県鳴門市で開催されました。松野町も会員になっていて私もこの総会に出席しましたが、せっかく徳島県に行くのなら、前々から気になっていたあの「乗り物」を体験してみようと思い、同じ会議に出席する鬼北町の兵頭町長さんを誘って、徳島県の南の端、高知県境まで足を延ばしてみました。
その乗り物とは……線路も道路も走れるようにマイクロバスを改造した車両で、Dmv(デュアルモードビークル)と呼ばれています。高知県室戸市と徳島県海陽町を結ぶバス路線のうち、「阿佐海岸鉄道」の甲浦駅~阿波海南駅の10kmの区間で鉄道モードにチェンジ(ゴムタイヤを引っ込めて鉄輪を出す)して線路を走行するもので、令和3年12月に世界で初めて実用化されました。
Dmvに乗った感想、道路を走っているバスモードの間は、普通のマイクロバスより少し振動が気になるかなという感じで、逆に鉄道モードの間はスムーズに走っていました。座席数は18席、私と兵頭町長が乗車したのは平日だったため貸し切り状態でしたが、休日には満席となるほど観光客に人気だそうです。バスと列車の乗り換えなして目的地に行けるため、地元の皆さんにとっても便利ですが、今はそれよりも観光客や鉄道ファンの利用が多いようです。
さて、このDmvを予土線で導入したらどうなるでしょうか。ある人から面白いアイディアを聞かせてもらいました。それは、宇和島~江川崎の間は普通の列車とDmvを連結して走らせ、江川崎駅で分離して列車は通常通り予土線で窪川駅に向かい、Dmvは国道441号をバスモードで中村駅に向かうというものです。江川崎駅まで一緒に走ってきた列車とDmvが、分離してそれぞれ四万十川の上流と下流を目指というのは、鉄道ファンでなくてもロマンを感じるのではないでしょうか。予土線全体の魅力、集客力のアップと沿線の観光振興にもつながりそうなので、夢物語に終わらせるのではなくて、実際に検討する価値はありそうです。
Dmv(バスモード)
〇 1月17日(水曜日)
商工会 お買い物キャンペーン抽選会に出席
農林公社業務報告会に出席
NPO森の国ネット 理事会・総会に出席
〇 1月18日(木曜日)
砥部町 佐川町長と意見交換
徳島県海南町に移動
〇 1月19日(金曜日)
阿佐海岸鉄道のDmv運行を視察
自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会 四国ブロック総会に出席
〇 1月20日(土曜日)
長谷川淳二衆議院議員国政報告会に出席
「一粒萬倍」愛媛公演を鑑賞
〇 1月22日(月曜日)
被災地支援チーム出発式に出席
広域事務組合運営審議会に出席
〇 1月23日(火曜日)
令和6年度当初予算査定
まちづくり松野役員会に出席