今年の夏は記録的な猛暑に見舞われましたが、ようやく暑さも和らぎ、朝夕の涼しい風や冴えわたる満月の夜空に、秋の気配が感じられるようになりました。彼岸花が咲き始めたクリ畑やユズ畑でも、果実がどんどん大きくなっていて、今年も収穫の喜びを実感できそうです。
さて、コロナ感染症の影響で中止していた「敬老式」を、9月15日に4年ぶりに開催しました。町内の65歳以上の方は1,693名で、全人口に占める割合は約47%なので、2人に1人は高齢者ということになります。ただし、今の60代や70代の皆さんは、高齢者というイメージから程遠いですよね。かの渋沢栄一翁の名言「40、50は洟垂れ小僧、60、70は働き盛り、90になって迎えが来たら、100まで待てと追い返せ」のとおり、各年代の皆さん、バリバリの現役としてがんばってください。
松野町の敬老式へのご案内は、各地区老人クラブ役員のほか、祝い年となる77歳の「喜寿」、80歳の「傘寿」、88歳の「米寿」、90歳の「卒寿」、99歳の「白寿」、100歳の「百賀」をお迎えになられた皆さんが対象です。今年は、そのうち50名の方にご出席をいただきました。私も、久々の対面でおじいちゃん、おばあちゃんの元気そうな笑顔に接することができて、大変うれしく感じました。また、出席された皆さんも同い年の方が多いので、まるで数十年ぶりの同級会のように楽しく盛り上がっていたグループもあり、やっぱり直に顔を合わせて話をすることって大切なんだなと実感しました。
敬老式の冒頭、主催者あいさつの中で、私はご出席の皆さんに次のようにお願いをしました。それは、あの幾多の国民の尊い生命が失われた先の大戦から長い時間が経過し、戦争の記憶が薄れていく中で、世界に目を向けると、一年半にも及ぶロシアによるウクライナ侵攻という悲惨な現実があるという現実を踏まえ、戦争という暴力によって決して人類の未来が閉ざされることがないよう、戦争の惨禍を肌で感じられた経験をお持ちの高齢者の皆さまに、平和の尊さ、平和を堅持する英知を、しっかりと次の時代に語り継いでいただきたい、ということです。もちろん私たち現役世代も、平和な日本、平和な世界を恒久的なものにするように、ひとりひとりが関心を持ち、役割を果たさなければならないと考えています。
ちょっと堅苦しい内容になりましたが、実際の敬老式では、落語家の笑福亭鶴笑師匠の公演や、保育園の園児のお遊戯や小学生の作文の発表など、にぎやかで楽しいプログラム満載で、きっとご出席の皆さんにもご満足いただけたのではないかと思っています。来年もまた、それぞれの祝い年になる年代の皆さんにご案内することになりますが、より楽しい敬老会を準備したいと思います。どうぞ町内の高齢者の皆さん、末永くお元気でお過ごしください。
虹の森まつの保育園によるオープニングショー
白寿を迎えられた方への記念品の贈呈
〇 9月8日(水曜日)
議会産業常任委員会に出席
〇 9月10日(日曜日)
松野中学校体育祭を観覧
〇 9月12日(火曜日)
自衛隊愛媛地方協力本部宇和島地域事務所長ほかと意見交換
〇 9月13日(水曜日)
林業振興法人設立発起人会に出席
伊予銀行地域創生部公務室次長ほかと意見交換
農林公社業務報告会に出席
〇 9月14日(木曜日)
9月定例議会に出席
滑床渓谷・水際のキャンパスを視察
〇 9月15日(金曜日)
敬老式に出席
〇 9月16日(土曜日)
葬儀に参列
〇 9月17日(日曜日)
旧松丸街道魅力再発見事業ワークショップに出席
一般社団法人旅する学校 高橋代表理事ほかと意見交換
〇 9月19日(火曜日)
愛媛銀行公務ふるさと振興部調査役ほかと意見交換
日和産業(株)中橋会長ほかと意見交換
〇 9月20日(水曜日)
町内の長寿者を表敬訪問
キョクヨーフーズ(株)と松野町の連携協定締結式に出席
〇 9月21日(水曜日)
秋の全国交通安全運動自動車パレード出発式に出席
松野を愛するシニアの会に出席
住民座談会(豊岡後部落)に出席