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乗り合いタクシー運行 実証実験スタート(令和5年8月3日更新)

ページID:0011853 印刷用ページを表示する 更新日:2023年8月3日更新

 記録的な猛暑が続いています。国連のグテーレス事務総長は、「もはや地球は沸騰化の時代を迎えた。」とコメントしていましたが、日本でも各地で軒並み猛暑日となっていますので、もうこれは災害であると考えて、自衛のための行動を徹底しなければならないようです。どうぞ皆さん、熱中症を決して軽く見ず、体に無理な負担がかからないようにご自愛をお願いします。

 さて、過疎化高齢化が進んでいる松野町では、自動車を所有していない高齢者だけの世帯が年々増えていて、通院や買い物など日常的な移動の手段を確保することが重要課題となっています。その対策として、町内を巡回するコミュニティバスを4系統運行していますが、「コースが限られている。」「便数が少なく必要な時に利用できない。」などの問題があり、残念ながら根本的な解決には至っていません。
 また、町内にはJR予土線や宇和島自動車の路線もありますが、駅や停留所と自宅や目的地との間の交通手段がないため利用しづらく、それが列車やバスの乗客数の低迷の原因にもなっています。

 このような移動に関する問題の解決策になるのではと、全国各地で期待を集めているのが、オンデマンド交通と呼ばれる行先や乗降時刻を自由に設定できる乗り合い型の旅客運送システムです。松野町でも、愛媛県およびシステム開発事業者のコミュニティモビリティ株式会社(本社:東京都)と連携して、8月1日から12月末までの期間で、このシステムが有効かどうかを確認する実証実験に取り組むこととしました。
 その内容を簡単にご説明します。お客様が、専用アプリか電話でタクシーの配車を依頼すると、乗降場所や人数、他のお客様の予約状況などをAI(人工知能)が分析して、タクシーを最適なルートで走らせます。このため、コミュニティバスと違って「好きな時に好きな場所に移動」することができ、またタクシーと違って乗り合い型なので料金も安価になるという仕組みです。なお、利用料金は2パターンあって、30日間定額乗り放題プランは3,000円、1回だけのワンタイムプランは大人500円、子ども250円です。ワンタイムプランの場合は、免許返納者等の方に町が交付しているタクシー利用券が使えます。詳細は、今後掲載予定の町HPや、町内各戸へ配布のチラシをご覧ください。
 実証実験の初日には、虹の森公園で出発式を行い、さっそく増田善吉さんご夫妻が利用者第1号として電話でタクシーを呼び出し、自宅までご乗車いただきました。

 今回の実証実験は、サービス提供エリアを、町内でコミュニティバスの運行をしていない地域(松丸・延野々・豊岡地区の全域と富岡・吉野地区の一部)に限定し、4名が乗車できる小型車両2台と9名が乗車できるワンボックスカー1台で運行します。これから5か月間の実証実験で十分な成果が確認できれば、公共交通サービスの主要施策として採用し、エリアを拡張して運用していきたいと考えていますので、まずはひとりでも多くの皆さんにご利用いただき、ご意見やご感想をお寄せいただきますようお願いいたします。

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オンデマンド交通実証実験 出発式の様子

 ※公務の記録 =7月27日(木曜日)~8月3日(木曜日)=

〇 7月27日(木曜日)・28日(金曜日)

人間ドックを受診

〇 7月29日(土曜日)

防災イベント「防災・減災・学びにきさいや」に参加

松野西小学校歴代校長・教頭・事務長・PTA会長会に出席

〇 7月31日(月曜日)

濱里県政策推進統括部長と意見交換

ALTアフィア・ペレイラさん退任式に出席

土地改良区理事会に出席

森の国の夏祭り実行委員会に出席

〇 8月1日(火曜日)

定例庁議に出席

オンデマンド交通実証実験出発式に出席

〇 8月2日(水曜日)

松本総務大臣・長谷川政務官ほかと意見交換

濱里県政策推進統括部長ほかと意見交換

〇 8月3日

四万十町のウナギ養殖・販売会社を視察​

四万十町副町長ほかと意見交換