ゴールデンウィークが始まりました。TVのニュースでは連日、観光客で大混雑の行楽地の様子が中継されていますが、そりゃ~みんな3年も我慢していたんだもの、どこかに遊びに行きたくなりますよね。松野町にも、滑床渓谷や虹の森公園などの観光スポットがありますので、どうぞみんなでお越しいただき、これまでに溜まったストレスを発散してリフレッシュしてください。
その滑床渓谷で、観光客の安全と自然環境の保全を祈念して、恒例の「滑床山開き」を4月27日に開催しました。
滑床渓谷は、足摺和海国立公園の一角を占める全長12kmにおよぶ西日本屈指の渓谷で、清流に磨かれた滑らかな花崗岩の岩肌が特徴になっていて、そのシンボルである「雪輪の滝」は日本の滝百選に認定されています。
この「雪輪の滝」をはじめ渓谷のあちこちは、天然のウォータースライダーになっていて、ヘルメットやウェットスーツを着用して滝を滑るキャニオニングというアクティビティが、ここ数年大人気になっています。コロナ禍が収束すれば、きっと愛媛を代表するアウトドアコンテンツとして定着して、これまで以上の多くのゲストに楽しんでいただけると期待しています。なんかカタカナ表現ばっかりでスミマセン。
松野町では、この天与の大資源である滑床渓谷の保護と開発に、もう60年以上前から取り組んできました。そのパイオニア(開拓者)となったのが、初代松野町長の岡田倉太郎氏で、渓谷内に設置されている「滑床発祥の碑」には、岡田氏の肖像レリーフとともに、岡田氏が愛した「この森に遊び、この森に学びて、天地の心に近づかむ」という言葉が刻まれています。いい言葉ですね!
このフレーズに込められた想いをこれからも大事にして、次の世代に確実に引き継ぎたいと考えていますが、松野町だけでこの広大な滑床渓谷の自然を守っていくことは現実的に不可能です。そこで、皆さんにお願いしたいことがあります。滑床渓谷は、その全域が国立公園に指定されていて、しかも国有林なので地主さんは国です。また、愛媛県の南予地方の山岳レクリエーションの拠点でもあり、その大部分が宇和島市の行政区域です。いわば滑床渓谷は、国民、県民、宇和島圏域みんなの共通の財産であり、民間も含めてみんなで守っていく仕組みが必要だと考えます。そこで、滑床渓谷の自然の保護と利用を目的とするファンドの創設を検討していますので、これが実現した際には、多くの皆さんから温かいご理解、ご協力をいただきたくあらかじめお願い申し上げます。
山開きの様子
〇 4月25日(火曜日)
町村会臨時総会・全員連絡会に出席
〇 4月26日(水曜日)
鳥獣被害防止対策推進協議会総会に出席
区長会に出席
〇 4月27日(木曜日)
滑床山開きに出席
議会全員協議会に出席
〇 4月28日(金曜日)
蕨生老人クラブ寿会総会に出席
松和会総会に出席
〇 5月1日(月曜日)
定例庁議に出席
〇 5月2日(火曜日)
河後森城環境整備事業完成検査