新緑がまぶしい季節になりました。周囲を見渡すと、生命感にあふれた野山や田畑で、いろいろな種類の花が次々と咲き始めています。そんな自然の営みに重ねるように、松野パンをテーマにした新しい食文化の動きが、ここ松野で始まっています。
前々回のこのコーナーで、「道の駅・虹の森公園まつの」に「&ぱん」というパン工房がオープンしたことをお伝えしました。開店から約半月が経ちますが、おかげさまでたくさんのお客様にご来店いただき、順調なスタートを切ることができました。これからも、地元の素材を使った新製品の開発を進めるなど、地元の方と観光客の方の両方に愛されるお店になれるように、頑張っていきます。
民間でも、活気あふれる取り組みが生まれています。そのひとつは、冬の間一時休業していた「森とパン」の営業再開です。コロナ感染症の沈静化と本格的な観光シーズンの到来で、国立公園滑床渓谷への観光客も大きく増加する見込みであることから、人気のパン屋さんを復活してもらうことになりました。
もうひとつは、「こむぎ屋」というピザ、パン、朝ごはんのお店のオープンです。経営者は、元地域おこし協力隊の岸本有希さんとピザ職人の佐々木海さん。ふたりは同い年で、ともに県外から縁あって松野町に移住してきて、共通の食への関心をきっかけに意気投合し、「こむぎ屋」の誕生につながったそうです。
ちなみに、岸本さんの好きな言葉は「かむかえ」。大丈夫だよ、心配しなくていいよ、という松野弁です。佐々木さんの好きな言葉は「なんちゃ」。何でもないよ、気にしなくていいよ、というこれも松野の方言です。ふたりとも、松野の人の暖かな人柄を一番気に入ってくれているようで、うれしいですね。どうか二人で協力しながら、松野町をフィールドにして楽しいことにどんどんトライしてください。
「こむぎ屋」オープンの4月15日を前に、本日、地元の方を対象にしたお披露目営業がありました。私も、さっそく朝ごはんをいただきましたが、奥内の棚田米など地元の素材を使っていて、味付けもとてもやさしく、心が和むひと時を過ごさせていただきました。朝ごはん以外にも、ランチメニューや自家製パンの提供、キッチンカーでのピザの移動販売も始める予定だそうです。営業時間やメニューはSNSで確認してください。
若い女性二人の挑戦は、こちらも勇気をもらっているようで、地域全体を明るく元気にしてくれます。どうぞ皆さんも、温かく見守ってあげてください。
こむぎ屋店内
朝ごはん(850円)
〇 4月7日(木曜日)
(株)テレビ愛媛 代表取締役社長ほかと意見交換
鬼北地域農業振興協議会ほか農業関係団体の会計監査
消防団定例幹部会に出席
〇 4月10日(月曜日)
松野西小学校入学式に出席
北宇和高等学校入学式に出席
南予森林アカデミー開講式に出席
林野庁愛媛森林管理署長と意見交換
〇 4月11日(火曜日)
松野中学校入学式に出席
虹の森まつの保育園 木製玩具の検収
林野庁四万十森林管理署長ほかと意見交換
〇 4月12日(水曜日)
鬼北地区生活研究協議会総会に出席
〇 4月13日(木曜日)
「こむぎ屋」 お披露目営業を視察