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沖縄で考えた(令和4年11月30日更新)

ページID:0010583 印刷用ページを表示する 更新日:2022年11月30日更新

 明日からもう師走。年齢を重ねるごとに、一年がどんどん早くなっているような気がします。慌ただしい年の瀬がすぐ近くに迫っていますが、寒さと一緒にコロナとインフルエンザがコンビで来襲ということだけは、勘弁してもらいたいですね。

 さて、この2週間は出張続きで、あちこち飛び回っていましたのでご報告いたします。
 まず16日から18日の3日間は、東京で「全国町村長大会」や「全国防災・危機管理トップセミナー」、「全国山村振興連盟通常総会」などの会議に出席したほか、愛媛県選出の国会議員の先生方と意見交換を行いました。
 週明けの21日から23日までの3日間は、沖縄県那覇市で開催された「全国土地改良大会」に出席しました。私は、松野町土地改良区理事長と北宇和土地改良協会会長という役職を仰せつかっていてるのですが、条件が不利な沖縄地域での農業農村活性化の取り組みに触れ、土地改良事業の必要性についてさらに見識を広げることができました。この貴重な経験を、松野町の農業振興に活かしていきたいと思います。

 もうひとつ印象に残ったことがあります。沖縄の現地視察の途中に、米軍嘉手納基地のすぐ隣にある道の駅に立ち寄りました。そこの展望デッキからは、嘉手納基地の滑走路が見渡せるのですが、まさに軍用機が爆音を響かせて離発着訓練をしているところで、平和な日本の中で戦争という非日常を垣間見た瞬間となりました。
 私は子どもの頃、プラモデルを作るのが趣味で、中でもゼロ戦や戦艦大和など太平洋戦争時の乗り物が大好きでした。その日も、飛び上がる戦闘機を見て「すごいなあ、かっこいいなあ」と単純に感動してしまいました。しかし、もしこれが訓練でなく実践だったとしたら、操縦するパイロットに発せられるのは、相手を攻撃し破壊せよという残酷な命令です。

 第二次世界大戦後、世界の平和が大国の微妙なパワーバランスによって成り立っていたとすれば、突然起こったロシアのウクライナ侵攻がきっかけとなって、そのバランスが今、崩れかけているのかもしれません。そして、もしかしたら日本のすぐ近くで、戦火が上がるかもしれません。その際に、この嘉手納基地から発進する米軍の戦闘機は、日本の平和を守ってくれるのだろうか、いやいや日本はアメリカに頼りすぎないように、もっと自衛できる装備を整えるべきなのか、そもそも国防という大義名分のもと、基地周辺の住民の方に我慢を強いていいのか、圧倒的な存在感を放つ米軍機を眺めながら、安全保障のあり方についていろいろと深く考えさせられました。

全国土地改良大会・沖縄大会

全国土地改良大会・沖縄大会

米軍嘉手納基地 F-15戦闘機

米軍嘉手納基地 F-15戦闘機

 ※公務の記録=11月14日(月曜日)~11月27日(日曜日)=

〇 11月14日(月曜日)

(株)サンクレア・細羽オーナーと意見交換

〇 11月15日(火曜日)

香川県多度津商工会議所会頭ほかと意見交換

えひめのミカタ・新年版の収録

〇 11月16日(水曜日)

松丸部落小さな拠点づくりワークショップに出席

愛媛県観光物産協会・金子専務理事ほかと意見交換

〇 11月17日(木曜日)

全国町村長大会に出席

全国防災・危機管理トップセミナーに出席

県選出国会議員との意見交換会に出席

〇 11月18日(金曜日)

国保制度改善強化全国大会に出席

全国山村振興連盟通常総会に出席

〇 11月20日(日曜日)

県知事選挙結果報告会に出席

〇 11月21日(月曜日)~23日(水曜日)

全国土地改良大会・沖縄大会に出席

〇 11月24日(木曜日)

農林公社臨時株主総会に出席

〇 11月25日(金曜日)

松野町と南海放送ラジオとの連携協定 締結式に出席

松山大学法学部リレー講座で講演

〇 11月27日(日曜日)

隈研吾東京大学特別教授ほかと意見交換

町神社総代会に出席