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滑床渓谷「万年荘」改修(令和4年10月13日更新)

ページID:0010356 印刷用ページを表示する 更新日:2022年10月13日更新

 ここ数日、朝晩には肌寒さを覚えるようになり、秋の深まりを実感しています。森の国の象徴、国立公園滑床渓谷の樹々も、これから徐々に色づいて、来月の中旬には鮮やかな紅葉となりそうです。

 この滑床渓谷の開発の歴史を振り返ってみると、その第一歩は1957年(昭和32年)の「ユースホステル万年荘」の開業になります。若い世代の皆さんは、ユースホステルって何?と思われるでしょうが、これは青少年が低料金で宿泊するための世界的なシステムで、日本には約140の施設があり、旅を通じて若者同士が情報交換や交流することが目的のひとつとなっています。
 万年荘のユースホステルとしての宿泊営業は、旅行ニーズの変化により、現在は廃止していますが、今から60年以上も前、自治体が観光開発に手を出すことが珍しかった時代に、滑床の大自然を舞台にして青少年の健全育成に取り組んだ当時の町長・岡田倉太郎氏は、まさに慧眼であったと思います。そして、岡田町長さんが愛読書の余白に書き記した「この森に遊び この森に学びて あめつちの心に近づかむ」の一節は、私たち役場職員の観光事業に向き合う際のポリシーにもなっています。

 滑床渓谷の歴史を見守ってきた万年荘、今は「滑床アウトドアセンター万年荘」として、キャンプやキャニオニングなどアウトドアスポーツの支援、観光客への情報提供やネイチャーガイドの手配など、いろいろな役目を果たしています。しかし、経年による老朽化が進んでいて、一部に雨漏りやシロアリの被害も見られることから、来年度か再来年度を目標に建て替えを計画することとしました。まだまだ詳細はこれから決めなければなりませんが、議会ともよく相談し、また今の指定管理者である「NPO森の国ネット」やキャニオニングのガイド事業者などとも意見を調整していきたいと考えています。

 松野町のみならず、南予一円の山岳レクリエーションの拠点である国立公園滑床渓谷、今後ますますその価値は高まり、自然の恵みと癒しを享受できる貴重な聖地となると思っています。その入り口で、多くの公園利用者をお出迎えするビジターセンターとして、皆さんに愛される利用しやすい施設にしたいと考えていますので、ご意見ご要望等があればぜひお聞かせください。

 01 

昭和32年 開業当時の万年荘

02

万年荘(ビジターセンター)整備のイメージ

 ※公務の記録=10月3日(月曜日)~10月9日(日曜日)=

〇 10月3日(月曜日)

定例庁議に出席

(株)キョクヨーフーズ・熊木社長ほかと意見交換

中村知事の松野町内視察に同行

〇 10月4日(火曜日)

自衛隊愛媛地方協力本部長ほかと意見交換

森の国の夏祭り実行委員会に出席

〇 10月5日(水曜日)

財務省四国財務局長ほかと意見交換

〇 10月6日(木曜日)

「なくせじん肺全国キャラバン実行委員会」から要請を受ける

インフラメンテナンス市区町村長会議四国ブロック総会にリモート出席

商工会「森の国松野でお買物大感謝キャンペーン」抽選会に出席

〇 10月7日(金曜日)

豊岡前部落より農業用施設整備についての要請を受ける

議会全員協議会に出席