平成25年に新庁舎建設等検討委員会が設置されてから、9年の歳月と17億5千万円の事業費をかけて進めてきた役場新庁舎建設事業。このたびすべての工事が完了し、9月25日に落成式を挙行することができました。
この間、基本計画の策定、町民への説明と合意形成、財源の確保等にご尽力いただきました阪本壽明前町長、町議会議員各位ほか、ご支援ご協力をいただきましたすべての皆さまに、心から感謝を申し上げます。私も、この大事業を引き継いだ重責を常に感じていましたが、ようやく落成の日を迎えることができ、安堵しているところです。
役場新庁舎と防災拠点施設は、1階が鉄筋コンクリート造、2階は木造のハイブリット工法で、1階もなるべく木材を使用し、森の国・松野町にふさわしいデザインにしております。そのシンボルとしてロビーに鎮座している2本の磨き丸太は、国立公園滑床渓谷の国有林から、樹齢120年のヒノキをいただいたものです。
この2本の大樹が寄り添う姿は、松丸町と吉野生村が合併して誕生した松野町の歴史と、住民と行政の協働によるまちづくりの未来を表現していて、今後もこの精神を次の世代にしっかりと伝えていきたいと思います。
また、建物で使用している木材は、町内吉野部落の葛川地区の町有林に、50年ほど前に植えられたスギ、ヒノキを伐採して調達したものです。建設資材価格が高騰する中で、スムーズな建築工事ができたのは、先輩方が残された遺産があったからこそだと感謝しております。なお、伐採した跡地には、松野中学校の生徒たちが、次の世代のために苗木を植えてくれました。森の国のスピリットは、確実に引き継がれているので、どうぞご安心ください。
このように、皆さまのご支援、ご協力により、立派な庁舎が完成しました。次は、この素晴らしい容れ物にふさわしい中身を創り上げることです。これを契機に、全職員が一丸となって、住民福祉の充実、行政サービスの向上に取り組んでまいります。
また、役場庁舎は、町職員が事務をするためだけの場所ではありません。町民の皆さんに、気軽に役場に来ていただいて、おしゃべりをしたり本を読んだり、子供たちが勉強をしたり、そのような場所にしたいと考えています。平常時は、賑わいと安らぎを提供できるコミュニティの中核となる施設に、そして災害など非常時には、町民の皆さんの安心と安全を確保する施設になるように、これからも町民の皆さんとともに取り組んでいきたいと考えています。
新庁舎及び防災拠点施設落成式
〇 9月20日(火曜日)
長寿のお祝い 高齢者を訪問
区長会に出席
〇 9月21日(水曜日)
秋の交通安全運動自動車パレード出発式に出席
南予森林組合 兵頭前組合長と意見交換
〇 9月22日(木曜日)
議会9月定例会に出席
南予森林組合 芝田新組合長ほかと意見交換
〇 9月25日(金曜日)
新庁舎及び防災拠点施設落成式に出席
長谷川淳二衆議院議員・山本順三参議院議員ほかと意見交換
〇 9月26日(月曜日)
東京出張 町村会特別研修に出席
〇 9月27日(火曜日)
東京出張 長谷川淳二衆議院議員と意見交換
川崎水族館を視察
〇 9月29日(木曜日)
四国四県町村長・議長大会にリモート出席
〇 9月30日(金曜日)
中村時広愛媛県知事と意見交換
〇 10月1日(月曜日)
道の駅・虹の森公園まつの「伊予・土佐の国うまいもん合戦」を視察
〇 10月2日(日曜日)
国道381号清掃ボランティアに参加
「森の国ウォーキング in Meguro」に参加