9月に入り、ようやく暑さも和らいできました。不規則な動きをしていた台風11号も、本町には大きな被害を及ぼすことなく通り過ぎて、胸をなで下ろしています。このままコロナも収束に向かい、穏やかな実りの秋を迎えることができれば、そう願っています。
さて、市町村の議会は年に4回、通常は3月、6月、9月、12月に定例議会を開くことになっていて、昨日9月7日に、9月議会を招集しました。この9月議会では、前年度の決算の認定が行われ、この審議には時間がかかるため、明日からの常任委員会に付託となりました。
一方で、今年度の補正予算等の議案は、昨日、全会一致で即決していただきました。補正予算では、新型コロナ感染症の拡大防止を図ることを目的に、ワクチン接種を円滑に実施するための経費や、高齢者福祉施設等が実施する自主検査への補助金などを提案していましたので、さっそく予算執行に取り組んでまいります。
また、「道の駅・虹の森公園まつの」の更なる集客力向上を図ることを目的に、新たにパン工房を整備するための工事費や備品購入費の予算もお願いし、認めていただきました。これまであまり稼働していなかったレストラン横の休憩スペースが、来年春にはベーカリーとして営業を開始する予定です。観光客の皆さんのお土産として、また町民の皆さんにも普段使いしていただけるような店にしていきますので、どうぞご愛顧いただきますようお願いいたします。さらに、町内で営業されている「木もれび庵」・「森とパン」・「フレンドまつの」の各パン屋さんとも連携協力して、共同でキャンペーンを打つなど、パンのまち・松野を盛り上げていきたい思います。
昨日の議会の一般質問で、「町議会議員のなり手不足」について、私の考えを訊かれました。本町議会においてなり手不足が危惧されていることは、私も認識しております。その原因は様々でしょうが、報酬、定数、兼業禁止の3点も少なからず影響を及ぼしていると思われます。
ただし、執行機関の責任者である私が、議決機関である議会の基本的なあり方について意見をすることは、本来は差し控えるべきだと思っています。やはり、町民の負託を得て議席を有しておられる議員が、自らの判断と責任で、議会のあり方、議員の要件や処遇について議論を深め、結論を出していくことを願っています。
そのうえで、敢えて私の考えを述べさせていただくならば、町議会議員となって松野町の発展のために働きたいという意志を持っている若い人材がいて、仮にその人が何らかの理由で選挙に立候補できないというのであれば、その障害を取り除き、被選挙権を保証するべきだと思います。そして、議会の任期が半年を切った今、この問題について議会として何もアクションを起こさず任期満了を迎えるということにはならないように、特に、4年に1度の改選期しか改革ができない問題については、早急に議員全員がテーブルについて議論を開始していただきますように、答弁の中で強くお願いいたしました。
〇 8月29日(月曜日)
予土線沿線5市町長意見交換会に出席
令和3年度決算審査講評に出席
〇 8月30日(火曜日)
議会全員協議会・議会運営委員会に出席
ペーパーレス会議システム操作研修会に出席
〇 8月31日(水曜日)
宇和島福祉協会・上甲理事長と意見交換
〇 9月1日(木曜日)
定例庁議に出席
〇 9月2日(金曜日)
愛媛県土地改良事業団体連合会理事会に出席
宇和島地区広域事務組合定例議会に出席
〇 9月3日(土曜日)
道の駅・虹の森公園まつの「新米まつり」を視察