滑床渓谷
四万十川の源流、鬼ヶ城山系に抱かれた12kmのおよぶ大渓谷。
足摺宇和海国立指定公園に指定されている。侵食によってできた花崗岩の河床が特長で、千畳敷や出合滑では広々とした岩肌が広がる。また、巨大な一枚岩の上を流れる幅20m長さ80mの雪輪の滝は、日本の滝100選にも認定されている名瀑で、滑床渓谷の象徴でもある。
雪輪ノ滝
淡い雪どけの水の輪が流れます。
樹木の林をくぐり抜け、渓谷沿いの急な山道を一時間あまり登ると、緩い斜面に雪の輪のような波紋を描きながら雪輪の滝は訪れる人を待っている。
山深い頂きが幾重にも重なる谷間一面を、木立の緑が濃緑色に染め抜いている。光が眩しいほどに映え、清流の高らかな水音が森に響きわたっています。
滑るような美しい岩肌に流れる水、澄み渡る青い空、滑床の森に自然が息づいているのです。さらなる水の流れは、四万十川に出逢い、そして遠く太平洋へと旅するのです。
出合滑
さらさらと滑めるような水模様。
この出合滑では、風化された赤い花崗岩の岩肌に、不思議な模様を見ることができます。滑状の岩に滑るように水が流れる様は、自然の豊かさ遠大な時を感じるのです。出合滑は、万年橋から近いということもあり家族連れや恋人たちの憩いの場として、画家や写真家達のモチーフとして訪れる人があとを絶ちません。
千畳敷
木漏れ陽が淡い水面に映ります。
梅が成峠を越えての滑床街道は、険しい山道の旅ということもあり、早朝からになる。
宇和島から訪れる時に渓谷に入ってまず、疲れた体を癒すのが千畳敷くで、初夏の新緑の頃には木漏れ陽が淡い水面に緑の色を映し出すのです。
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