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記念館日記

ページID:0015911 印刷用ページを表示する 更新日:2026年10月30日更新

記念館日記 No36

 秋の日をとづる碧玉数しらず 芝不器男


 10月29日は、グッと寒さを感じる朝となりました。十月も終わりに近づき、不器男記念館では、先日よりご紹介していた石蕗の花が一気に咲きはじめました。
さて、掲句は、昭和四年十月号の「天の川」に掲載された作品です。この俳句が発表されたときには、不器男さんは病に襲われていました。10月24日に開催した不器男塾では、掲句の「碧玉」について、山下三年さんの『不器男の一句』を参考にしながら、参加者で解釈を深めました。
 また、この句に関連して、不器男記念館の展示にされている「碧玉集」をご紹介します。「碧玉集」には、不器男さんを偲んで寄せられた俳句の短冊がまとめられています。不器男記念館へお越しの際は、ぜひこちらの展示にも注目してください。

 ヘキギョク ツワブキ4 ジュク

記念館日記 No35

 秋ゆくと照りこぞりけり裏の山 芝不器男


 10月22日、晩秋も少しずつ深まってきました。日中はまだ暖かい日もありますが、以前に比べるとずいぶん過ごしやすくなっています。
 掲句には、秋が深まっていくにつれて空気が澄み、裏山が明るく晴れている様子が描かれています。この「裏の山」は、河後森城のことだと思います。不器男さんは、中世の山城である河後森城跡に好んで登り、夕暮れに色を変える雲を、日が暮れるまで眺めていたと伝えられています。
 秋が深まる不器男記念館の庭では、先週ご紹介した石蕗の蕾が膨らみつつあります。場所によっては、もう黄色い花が開いているところもあり、これから見頃を迎えそうです。「石蕗の花」は初冬の季語です。まだ立冬を迎えていませんが、庭にはひと足早く冬の季語の花が咲き始めました。秋から冬へと移っていく季節の移ろいが感じられます。これから冬の装いになっていく不器男記念館の庭も、ぜひお楽しみください。

ツワブキツボミ4 ツワブキハナ

記念館日記 No34

 学生の一泊行や露の秋 芝不器男

 10月15日は、朝の寒さも一段と強くなり、さらに秋の深まりを感じるようになりました。不器男記念館の庭では、引き続き芙蓉が花を咲かせています。今週からは、金木犀もきれいな花を咲かせ、石蕗も蕾をつけました。だんだんと季節が移ろっていく様子が感じられます。
 そして、本日は、松山市から学校法人河原学園の皆さんが、授業で不器男記念館にお越しくださいました。芝不器男をはじめ、松野町の歴史や文化について知っていただく機会となりました。これからも、さまざまな形で関わっていただき、一緒に不器男記念館を盛り上げていただけたらうれしく思います。
 そして、来週10月24日の14時からは「不器男塾」を開催します。今回取り上げる一句は、「秋の日をとづる碧玉数しらず」です。皆さまのご参加をお待ちしています。

キンモクセイ ツワブキツボミ カイセツ2

記念館日記 No33

 朝寒の大樹めぐりて掃きにけり 芝不器男


 10月8日は、朝の気温も10度台前半まで下がり、秋の深まりを感じるようになりました。不器男記念館の庭では、先日ご紹介した芙蓉の花が次々と開いています。一方で、柿紅葉や桜紅葉は少しずつ葉を落とし始め、庭の景色も日ごとに変わってきました。
 掲句の「朝寒」は、秋が深まり、朝の冷え込みを感じる頃を表す季語です。「けり」は過去を表す言葉なので、大樹の葉が落ち始め、秋の深まりを感じながら掃き掃除をしている光景でしょうか。
 現在、不器男記念館の庭で目を引いているのは芙蓉ですが、これから季節が進むと石蕗(つわぶき)の花も咲くようになります。少しずつ秋から次の季節へと移り変わっていく不器男記念館の庭も、ぜひお楽しみください。

フヨウ2 カキ2 アキノニワ

記念館日記 No32

 ふるさとを去ぬ日来向ふ芙蓉かな 芝不器男


 10月1日は、気持ちのよい秋晴れとなりました。高い木の上からは鵙の声が聞こえ、不器男記念館の庭では芙蓉の花が咲いています。
 掲句は、不器男さんが東北大学へ向かう日が近づくなか、故郷を離れる寂しさを詠んだ句です。芙蓉の花が咲く美しさを感じる一方で、その花が咲くことは、故郷を出ていく日が近づくことでもあります。花の美しさと別れの寂しさが重なって感じられる一句です。
 記念館の芙蓉は、毛虫に葉を食べられ、別の意味で少し寂しさを感じますが、枝にはたくさんの蕾がついています。これから次々と花を咲かせてくれるのが楽しみです。
 不器男記念館へお越しの際は、不器男の句とともに、庭の芙蓉もぜひご覧ください。

フヨウ

記念館日記 No31

 9月24日の朝は、秋晴れとなり、涼しく感じられました。最近は朝晩も涼しく、めっきり秋らしくなっています。松野町では今、彼岸花が見頃を迎え、町内のあちらこちらで彼岸花の群生を見ることができます。不器男記念館の庭にはそれほど多く咲いていませんが、目を凝らすと、藤棚の下に一輪、きれいに咲いていました。
 さて、9月19日に、不器男記念館では不器男塾を開催しました。今回取り上げたのは、次の一句です。


 秋の夜やつづるほころび且つほぐれ 芝不器男


 この句には、「郷を出づることのさしせまるに、そのもうけごとのくさぐさもおい母にまかせきりなれば、ある夜」という前書きがありますが、谷さやんさんの『不器男への旅』では、実際に身支度をしていたのは兄嫁の梅子さんだったと紹介されています。この違いをどのように考えるかが、今回の不器男塾の話題となりました。もし不器男さんが、身近な出来事を母と子の情景へと組み替えて句にしたのだとすれば、そこに、一つの作品へ仕立てる不器男さんの推敲を見ることができるのかもしれません。
 不器男塾では、一句の言葉を味わうだけでなく、句集に残る異なる形や、家族の証言なども手がかりにしながら、作品が生まれた背景をたどっています。不器男記念館へお越しの際は、俳句の言葉の奥にある故郷や家族の姿にも、ぜひ思いを巡らせてみてください。
 次回の不器男塾は、10月24日の14時から16時まで開催します。皆さまのご参加をお待ちしています。

フキオジュク ​フジダナヒガンバナ

記念館日記 No30

 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 芝不器男


 9月17日は、不器男記念館の庭で柿の葉が少し色づき始めているのに気がつきました。緑の葉の中に赤や橙が混じり、見事なコントラストになっています。
 さて、俳句で「柿」は秋の季語ですが、食べる柿だけでなく、「柿紅葉」や「柿落葉」も、柿にまつわる季語として使われています。今年の不器男記念館の柿は実が少なく、残念ながら掲句のように「柿もぐ」ほどの実りはありません。
 ちなみに、掲句の「柿もぐや殊にもろ手の山落暉」は、柿をもぐ手元と、山へ沈んでいく夕日を一つの景色に収めた一句です。赤く熟れた柿と夕日の色が重なって見えてくるような、不器男らしい色彩の美しい作品です。
 松野町内には、芝不器男の俳句を刻んだ17基の句碑を巡る「俳句の小径」があります。そのうち、この句の句碑は不器男記念館の庭にあります。句碑のそばの案内板には二次元バーコードがあり、音声ガイドで句の解説を聞くことができます。不器男記念館を訪れた際には、少しずつ色づいている柿の葉とともに、庭の句碑もぜひご覧ください。

カキノハ カキノキ

カイセツ クヒ

記念館日記 No29

 9月10日は、不器男記念館の庭の、茶の木に、白い花が一輪咲いていました。8月は長い旱が続きましたが、9月に入ってからは少し雨の日が続いています。


 茶の花や畚の乳子に月あかり


 「畚(もっこ)」とは、農作業で使われる籠のことです。この作品について、不器男さんと親交の深かった山下三年さんが書いた『不器男の一句』には、次のように記されています。
 「この句で目に触れるものは、茶の花、畚の乳子とそれらを照らす月あかりですが、茶の花から山裾の畑が、畚の乳子からその畑で農作業に励んでいる若い農夫婦が連想されましょう。これらを事象として展開して見ますと、山峡の日暮は早くいつか初冬の澄んだ月明りに茶の花、畚の乳子がほのかに浮かぶ、一方農作業(藷堀りでもありましょうか)の夫婦は夕冷えの中の乳子に気を配りながら仕舞仕事に専念する、それら全体を包んで夕闇が次第に濃くなって来ると云ったものになりましょうか。茶の木は晩秋から初冬にかけて素朴可憐な花をつけ、活花の根締や茶室などでも親しまれる花、畚は云う迄も無く作物などを運ぶ農具の一種、乳呑子を伴れて野良に出る当時の厳しい農村生活が余韻として伝わって参りましょう。不器男の感性で捕えた対象は常に清冽で明るく暗さはありません。又、捕え方の独創性と表現の的確さで、この一句も何か茶の花が全体の根締となってぴたりと決まっているように思えます。」
 さて、この『不器男の一句』。松野町教育委員会が発行し、不器男記念館で取り扱っています。記念館へお越しの際は、庭の茶の木にも目を向けてみてください。そして、よろしければ『不器男の一句』も手に取り、山下三年さんの文章とともに不器男の俳句を味わってみてください。皆さまのご来館をお待ちしています。

サンネン チャノハナ

記念館日記 No28

 野分してしづかにも熱いでにけり 芝不器男


 9月3日の松野町は、久しぶりにまとまった雨となりました。8月から旱(ひでり)が続いていたため、作物にとっては待ち望んだ雨です。一方で、これからやってくる台風の影響も心配されます。
 さて、掲句の「野分」は秋の季語で、野の草を吹き分けるほどの強い風のことです。ちょうど、いまの時期は、強い雨風に注意が必要とされる「二百十日」の頃にあたります。
この句は、「病室にて」と題された一連の作品に収められています。不器男さんが病に伏せていた晩年、外では野分が荒々しく吹き、病床ではだんだん熱が上がってくる様子を並べることで、病に伏していた不器男の状況が伝わってくるようです。
 雨の日の不器男記念館は、いつにも増して静かです。外から聞こえる鳥の声に耳を澄まし、辺りでは葛の花も咲き始め、松野町は少しずつ秋へと移りつつあります。館内では、不器男直筆の短冊や日記帳など、ゆかりの品々をご覧いただけます。雨音に包まれた静かな館内で、一句一句をゆっくり味わう時間も、雨の日ならではの楽しみです。台風や大雨の情報には十分ご注意いただき、天候が落ち着いた折には、ぜひ不器男記念館へお越しください。

カンナイ カンナイ2

記念館日記 No27

 蛼(こおろぎ)やまざと月さす糸車 芝不器男


 8月27日は、曇り空。まだまだ厳しい残暑が続いています。それでも、庭に響いていた蝉の声も少なくなり、桜はところどころ葉を黄色くさせ始めました。窓辺にはキリギリスの仲間も姿を見せ、季節が静かに動いていることを知らせてくれます。
 さて、掲句の「蛼」は、コオロギのことです。コオロギの声が響く夜、月の光にまざまざと照らし出された糸車。その糸車を、回しているのは、不器男の母、キチさんでしょうか。不器男が育った家の、かつての暮らしを想像させる一句です。
 不器男記念館は、不器男が生まれ育った家を改修した記念館です。庭の木々や虫の声に耳を澄ませながら、句に描かれた季節と当時の暮らしを重ねてみると、作品がいっそう身近に感じられます。残暑のなかに見つかる小さな秋を探しに、ぜひ不器男記念館へお越しください。

カレハ アキノムシ

記念館日記 No26

 ふるさとの幾山垣や今朝の秋 芝不器男


 8月20日は、朝夕の風が、すこし涼しくなり、秋の気配が感じられるようになりました。
 冒頭の俳句は、幾重にも連なる松野町の山並みを詠んだ、芝不器男の代表句のひとつです。この俳句が詠まれた頃の不器男さんは、東北帝国大学を辞め、松野町でしばらく過ごしていました。秋になったばかりの清々しい風景を前に、ふるさと松野町に帰って来たことへの実感が湧き起こってくるようです。この俳句は、不器男記念館から徒歩2分ほどにある、芝家の菩提寺「永昌寺」に句碑があります。
 さて、少しずつ夏から秋への移ろいが感じられますが、不器男記念館の庭では、百日紅(さるすべり)がいよいよ満開を迎えています。また、松野町の「おさかな館」では8月30日までナイトアクアリウムを開催中です。17時から20時まで普段とは違う夜の水族館を楽しむことができます。8月も残すところ僅かとなりましたが、ぜひ不器男記念館をはじめ、松野町を訪れてみてください。

クヒフルサト サルスベリ3

記念館日記 No25

 雨乞の大夕焼となりにけり 芝不器男


 8月6日は、台風接近の影響かやや曇り空が広がっています。
 しばらく、まとまった雨が降っていないので、不器男記念館の池の水も干上がってしまいました。農家の方にとっては、雨が欲しいところだと思いますが、なかなか思うような天気にはなってくれません。表題の芝不器男さんの俳句もそのような切実さが感じられますが、すこし滑稽さもあります。そのような旱続きな中でも百日紅(さるすべり)は、たくさん蕾をつけて日に日に花を咲かせています。百日紅は、漢字の通り長い期間、花を楽しむことができます。
 さて、夏休み期間中、毎週木曜日は不器男記念館プロデューサーの川嶋ぱんだが在館しています。夏休みの自由研究で芝不器男について調べたい、夏休みの俳句の宿題を手伝って欲しいなどのご要望にお応えします。不器男記念館は中学生以下が無料ですので、ぜひ夏休みは不器男記念館に足をお運びください。

イケ サルスベ ナツヤスミ2

記念館日記 No24

 7月30日は、蟬時雨が不器男記念館の庭中に響き、蒸し暑い日になりました。鳴き声のする方を覗いても、なかなか蝉は見つかりませんが、よく見ると油蝉と熊蝉が鳴いています。先日、紹介した百日紅(さるすべり)も徐々に花を咲かせはじめました。
 第73回不器男忌俳句大会の俳句の募集が始まっています。
 今年は、特別講師に今井聖さんをお迎えします。
 投句締切は11月20日となっています。
 こちらをご覧ください→第73回不器男忌俳句大会

アブラゼミ クマゼミ サルスベリ2

記念館日記 No23

 7月23日は、36℃を越える暑さでした。
 この暑さに石蕗(つわぶき)もぐったりとしています。記念館の庭では、松から松へと油蝉が飛び、夏も本番。
 町内のところどころで百日紅(さるすべり)の花が咲きはじめましたが、不器男記念館のさるすべりの開花はまだまだのようです。
 不器男記念館では、河後森城の御城印を販売しているため、河後森城に訪れた方もよく立ち寄っていただきます(館内には河後森城の常設展もあります)。
 危険な暑さなので、登城される方は、不器男記念館で休憩していってください。
 なお、毎週火曜日と水曜日は休館日となっているため、ご注意ください。

ツワブキ サルスベリ

記念館日記 No22

 7月18日は、松野町商工会主催の「ゆかたまつり」が開催されました。
 それに合わせて、不器男記念館では、「不器男塾」と「わくわく俳句教室&俳句相撲トーナメント」を開催しました。小学生をはじめ町内外の老若男女にご参加いただきました。
 不器男記念館では、来館していただいた方に一句したためていただくように、「21世紀碧玉集」というノートを設置しています。
今回は、不器男塾に参加者していただいた方に一句書いていただきました。
 百年の酒屋に人と囀りと ゆか
 隼の青き影曳く寒昴 藍月
 蒼穹に猫のあくびや梅ふふむ 天弓
ぜひ不器男記念館にお立ち寄りの記念に一句残していってください!

ユカタ ヘキギョク

記念館日記 No21

 7月16日は、少し曇り空ですが、蒸し暑くなりました。四国地方の梅雨も今週から明けて、不器男記念館の庭では、草木が生い茂っています。


 椿落ちて虻鳴き出づる曇りかな 芝不器男


 掲句は、定点カメラで撮影したように、焦点を当てていた椿が落ちて、そこに虻が現れたという構成の俳句になっています。画角の中に登場する、花や虫が微細に動き、光景が移り変わっていくのが感じられます。春に不器男記念館を彩ってくれていた椿は、とうに花が落ちて、大きな実をつけています。
 さて、7月18日は、松野町商工会主催の「ゆかたまつり」に合わせて不器男記念館の入場料が無料です。また14時からは不器男塾。16時から17時まで「わくわく俳句教室&俳句相撲トーナメント」を開催します。この機会にぜひ不器男記念館にお越しください!!

ツバキノミ ナツヤスミチラシ

記念館日記 No20

 7月9日の朝は、どんよりとした曇り空でしたが、お昼にかけて次第に晴れてきました。九州地方、中国地方、近畿地方の梅雨は明けましたが、四国の梅雨明けはまだ少し先になりそうです。
 さて、梅雨の時期には、木に負担をかけないように、柿の青い実が自然に落ちてきます。この青い柿の生理的落下を、俳句では、「ジューンドロップ」といって、季語にもなっています。
 不器男記念館では、柿は、昨年ほど実をつけていませんが、それでも、ちらほらと青い実が落ちています。その青い柿が落ちているところから、空を見上げると、小さな可愛い青柿を見ることができます。


 ジューンドロップ アオウメ

 さて、7月18日には、不器男記念館のある松丸地区で商工会主催の「ゆかたまつり」が開催されます。16時から、不器男記念館では、「わくわく俳句教室&俳句相撲トーナメント」も開催するので、ぜひ遊びにきてください。

記念館日記 No19

 7月2日は、あいにくの雨模様となりましたが、不器男記念館の庭は今まさに睡蓮の花盛りです。水面に美しく浮かぶ睡蓮は、今が見頃となっています。
 そして足元をよく見てみると、小さな捩花もあちこちからぽつぽつと顔を出し始めました。雨の日だからこそ味わえる、庭園のしっとりとした情緒や植物たちの生き生きとした姿を、ぜひご覧いただきたいです。館内では静かで落ち着いた時間をお過ごしいただけますので、どうぞ足元に気をつけてお越しください。

スイレン3 ネジバナ

記念館日記 No18

 6月25日は、台風直前の大雨でした。
 松野町を流れる広見川では水量が増し、不器男記念館の庭ではなみなみになった庭の池で睡蓮がたぷたぷと浮かんでいました。
 「桑原に登校舟つく出水かな 芝不器男」
 梅雨時期の雨で川が増水することを「出水」と言い、夏の季語として俳句では使われていますが、そういったとき、松野町では渡し舟を使って子どもたちが学校に通っていたそうです。掲句は、養蚕業が盛んだった当時の松野町の風景が描かれた一句といえます。
 いずれにせよ、台風による被害がないことを祈るばかりです。

スイレン3 ゾウスイ

記念館日記 No17

 6月20日は、毎月1度の不器男塾を開催しました。
 山下三年著『不器男の一句』を教科書に「風鈴の空は荒星ばかりかな」の俳句について、この俳句の意味や、当時の俳人がどのように批評したのかを学びました。不器男塾の後半では、「風鈴の空は荒星ばかりかな」を参考に風鈴で一句をつくりました。
 次回は7月18日の14時から開催します。同日に松野町商工会主催の「ゆかたまつり」もあり、この日は不器男記念館の入館料が無料となります。

フキオジュク

記念館日記 No16

 6月18日は、曇り空で蒸し暑い1日となりました。不器男記念館の庭では、梅の実が色づきポツポツと落ちてきました。梅は、氷砂糖と漬けて梅ジュースにし、夏の暑い時期に炭酸と割って飲むのがおすすめです。
 さて、今日は松野町の葛句会をご紹介します。葛句会は、松野町で70年以上続く句会です。葛句会の名前の由来は、芝不器男さんの俳句「あなたなる夜雨の葛のあなたかな」の「葛」にちなんでいます。そんな葛句会は毎月第3金曜日の13時30分から松野町役場で開催しています。俳句愛好家の方も、俳句初心者の方もぜひご参加お待ちしています。詳しくは、松野町教育委員会までお問い合わせください。

ウメ クズクカイ

記念館日記 No15

 6月11日は、梅雨の晴れ間となりました。松野町では、紫陽花の花が満開です。 町内各所でも紫陽花の花を見ることができます。四季折々の植物が見られる不器男記念館ですが、紫陽花は無いかなと思っていたら、河後森城常設展をしている蔵の後ろに額紫陽花が咲いていました。ちなみに、芝不器男さんには「紫陽花に人あらはれて灯しけり」 という俳句があります。人が現れて、紫陽花の花に色をつけたように解釈できる書き方がおもしろいですよね。

アジサイ ガクアジサイ

記念館日記 No14

 台風一過の6月4日。松野町もひどい雨と風でしたが、幸いにも不器男記念館の建物に被害はありませんでした。四国も梅雨に入り、不器男記念館の庭も少し茂りはじめました。不器男記念館では管理作業が行われ、ちょうど綺麗な庭になっています。庭では、梅が実り、蓮が花を咲かせています。梅雨の記念館も趣がありますよ。ご来館をおまちしています。

ガイカン カンナイ

記念館日記 No13

 5月21日は雨が久しぶりに降り、少し涼しくなりました。不器男記念館では睡蓮の花が咲き、青梅がたわわに実っています。さて、もうすぐ梅雨に入るでしょうか。

 不器男記念館では、毎週第3土曜日の午後2時から4時まで不器男塾を開催しています。不器男塾では芝不器男さんの俳句について学び合います。次回は、6月20日です。席に限りがありますので、参加したい方は事前にお問い合わせください。

スイレン ウメ

記念館日記 No12

 松野西小学校の児童が遠足で不器男記念館を訪れてくれました。町内にある17基の句碑がチェックポイントで、それぞれの句碑に関するクイズを解いていました。

エンソク

記念館日記 No11

 不器男記念館では、梅の花がピークを迎えています。これから春に向け、桜の花も咲くのでぜひ覗いてみてください。

ウメ

記念館日記 No10

 11月15日に不器男塾を開催しました。不器男さんの「坐礁船そのまゝ暁けぬ蜜柑山」の俳句についての資料を読み、「蜜柑」の季語で俳句を作りました。次回は12月20日14時より開催予定です!

不器男塾

記念館日記 No9(瓦版2)

 不器男記念館の時事情報を掲載した瓦版を発刊しました!

 瓦版2(令和7年11月) [PDFファイル/591KB]

記念館日記 No8

 10月31日、今治精華高校宇和島学習センターの皆さんが来てくれました。館内を見学したあと、俳句づくり体験を行いました!

今治精華高校

記念館日記 No7

 10月30日、松野西小学校の6年生が不器男記念館に来てくれました。庭に咲いている石蕗の花やたわわに実っている柿を見ながら俳句づくりを行いました!

松野西小学校六年生

記念館日記 No6

 不器男記念館では、柿の落ち葉の盛りです。色鮮やかな落ち葉に不器男さんの「柿もぐや殊にもろ手の山落暉」という俳句を彫刻してみました!

柿の落ち葉

記念館日記 No5

 10月8日、松野西小学校の2年生が町探検で不器男記念館に来てくれました。館内の古い民具に興味津々の様子でした。小、中学生は入館無料ですので、ぜひお越しください!

町探検

記念館日記 No4

 9月20日に不器男塾を開催しました。5名の参加者のもと、不器男さんの俳句「柿もぐや殊にもろ手の山落暉」について色彩感覚や創作された時期の不器男さんの生活などについて学びました。ちょうど記念館では柿が色づき始めています。次回は10月25日に愛媛大学の青木亮人先生をお迎えして俳句の小径を散策するツアーを行います。ぜひご参加お申し込みください!

カキ

記念館日記 No3

 不器男記念館の庭の池にスイレンが咲いています。朝になると花をぽつぽつと開きますが、午後には閉じてしまいます。開花に出会うチャンスは午前9時の開館直後です!

 スイレン1 スイレン2

記念館日記 No2

 不器男記念館の庭でサルスベリの花が咲いています!

 サルスベリ1  サルスベリ2

記念館日記 No1(瓦版1)

 不器男記念館の時事情報を掲載した瓦版を発刊しました!

 瓦版1(令和7年7月) [PDFファイル/506KB]

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