森の国俳句教室
俳句ポスト1月入選句(芝不器男記念館長選)
不器(ウツワナラズ)
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不器男の庭ヘもどる

     

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インターネット投句箱
館長の視点
寒鴉鳴いて梢の広さかな

雪降るや思ひ出巡る少年期



佳作

直線上に配置
四万十市   西内 和代

四万十町   土居 徳一

 「雪降るや思ひ出巡る少年期」
 雪が舞ふ時は誰しもが幼き頃のことがふと脳裏をよぎるものである。この句の中七「思い出巡る」の供辞がこの句を生き生きとさせている。雪を見上げてのつぶやきに似た句。このようにふと湧いてくる感懐の句であろう。