向日葵は夏を代表する花ですが、そこに海が加わりとても夏らしい俳句です。
青々とした海をバックに大輪の鮮やかな黄色い花が咲いている、そんな風景が目に浮かびます。まるで1枚の絵画か写真のようです。
焦点を花(の芯)に合わせ、見つめていると背景の海はやがて輪郭がぼやけ視界に入らなくなります。カメラのピントを合わせるように対象を捉えています。
視点の移動を意識すると、目の前に迫る芯の一粒一粒がより一層克明に視界に入り込んできます。
不器(ウツワナラズ)
森の国俳句教室
不器男の庭ヘもどる
鑑賞・解説
参考文献:不器男の一句(松野町教育委員会発行)