天ヶ滝公園
「天ヶ滝」は、奥野川渓谷の上流部あり、高さ30メートルの滝壁に、戸祇御前山から流れ出る清流が瀑布となって落ち、雄壮な景観を呈しています。また、その脇には高さ9メートルと小さいながらも華麗で優美な「姫滝」が寄り添い、「天ヶ滝」下の植林地には、町指定天然記念物の「日本橘」が繁茂しています。

「天ヶ滝」には、以下のような伝説もあり、とても神秘的で心いやされる空間です。
天ヶ滝の蛇伝説
むかし、奥野川の「天ヶ滝」の近くに、百姓夫婦と一人の娘が住んでおりました。
娘は名を「お小夜(さよ)」といい、大変美しい年ごろの娘でした。
ある日、娘が「天ヶ滝」の下流へ洗濯に行った日の夜中、一人の若者が「お小夜」のもとをおとずれ、それから毎夜のごとく通ってきました。
若者はみめ麗しく瑞々しい若者でしたが、どこの誰とも名乗りませんでした。
娘の母親は心配して
「どこのどなたか名前を聞け。」
と申しましたので、「お小夜」は名を聞きましたが、それでも若者は名を言いませんでした。
母親はこれをあやしんで、ある夜若者がくると、若者の着物にこっそりと縫針を一本さしておきました。
翌朝、若者の帰り道を糸をたよりにつけてみると、「天ヶ滝」の滝壺に、大蛇が真赤になって死んでいました。
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