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診療所だより 1号(家庭でできる応急手当について)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年7月1日更新

●家庭でできる応急手当について

虫の多い季節になってきました。日中の暑さも厳しくなってきておりますが、熱中症対策はできているでしょうか。水分補給には十分に気を付けて、室内でも涼しくして過ごすように気を付けてください。

虫刺されで困っておられる方も多いかと思います。今回はご家庭でもできる虫刺されの応急手当について、ムカデ・蜂に関する情報をお知らせいたします。

・ムカデ

ムカデに噛まれた際には、まずは噛まれた箇所を流水でよく洗い流してください。お湯をかけると毒素が死活化するとの民間療法もありますが、お湯での毒素の死活化はあくまで試験管内の話であって、人体で同じことをすると温まった箇所の血行が良くなってむしろ毒素が回るのを助けてしまう結果になりかねないので、基本的には噛まれたところは冷やすようにしましょう。また、もしも患部から毒素を軽く絞り出せるようなら痛みのない範囲で絞り出してみてください。この時、間違っても噛まれた箇所から口で毒素を吸い出そうとはしないように気を付けてください。後は、噛まれたところに市販の虫刺されの薬(ステロイドという成分を含むものだとより良い)を塗って、患部を冷やすようにしましょう。痛みが強い時には市販のものでも構わないので、痛み止めを服用するのも構いません。もしも他に飲んでいる薬があるなどして、痛み止めの服用に不安がある際には、投薬を受けている医療機関や診療所までご相談ください。

・蜂

蜂に刺された時には、まずは針が残っていないか確認し、残っている場合は抜くようにしましょう。この時、不用意に手でつまんで抜いたり、ピンセットでつまんで抜こうとしたりすると、針に残っている毒素を押し込むことになりかねないので、針を抜く際には爪ではじくように除去するか、固めのカードで掃うような形で除去するように気を付けてください。あとはムカデに噛まれた時と同様に、刺されたところを流水でよく洗い流し、薬を塗って患部を冷やすようにしましょう。

※こんな時にはすぐに病院へ

基本的には上記の処置を行ってもらえれば、あとは近日中に医療機関の開いている時間での受診をしていただいたので問題ありません。公的医療機関が休みの週末であれば開業医の先生のところや休日当番医という制度もありますので、もし開いている医療機関が分からなければ診療所までご相談いただければお答えいたします。
しかし、特に蜂においては致命的になるケースもありますので、もしも蜂に刺されたりムカデに噛まれたりした後に、ひどい頭痛や吐き気やめまいを生じたり、全身に蕁麻疹が出現してきたり、息苦しさや動悸を感じたりする場合にはすぐに医療機関を受診するように気を付けてください。

 

松野町国民健康保険中央診療所 副所長

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