■瓦版12.平成19年度整備工事が完成しました
 河後森城では、昨年度も環境整備工事を行いました。平成18年度に引き続き、本郭で検出された建物跡の平面表示(4基)を行っています。平面表示とは復元などの立体的な表示と異なり、実際に柱のあった位置や間取りの様子を舗装などで示したものです。黒い四角い石が柱の位置を、濃い緑の舗装が竹すのこ敷きを、薄い緑の舗装がたたみ敷きを、ピンク色の舗装が板敷きを、茶色の舗装が土間を示しています。本郭には、調査の結果、城主の居住した主殿舎(しゅでんしゃ)、料理をつくる台所(だいどころ)、敵に備える番小屋(ばんごや)が存在したことがわかりました。

平成19年度整備完成後の本郭
番小屋。柱と竹すのこ敷きを表示