■瓦版6. 植生調査冬場所を実施しました
 2月2日、河後森城で植生調査冬場所を開催しました。引き続き、愛媛大学の下條信行先生と江崎次夫先生にご来城いただき、森の国山城の会の会員の皆さんと一緒に現地を歩きました。新たな植物の発見はありませんでしたが、今回の調査のメインは「景観」でした。木々の葉っぱが落ちる冬は、何と言っても城内外の見通しが最もよくなる時期であり、これをどのように調整するのかが重要となります。先生方の指導を受け会員の皆さんと協議し、部分伐採や枝打ちをする樹木の選定を行いました。

 植生調査冬場所は、あいにくの雨模様となりました。西第十曲輪から本郭の見通しを検討している様子です。
 逆に本郭から西第十曲輪への見通しも検討し、どの木が眺めを遮っているのかを確認しました。このような検討を城外の景色に対しても行い、次回の伐採計画を練りました。
 さて、これは2月7日の撮影ですが、東第二曲輪から東第三曲輪で梅の花が咲いているのを見つけました。小鳥の動きも活発になってきており、もうすぐ春の到来となるのでしょうか。
 新城には、自生ツツジの群生があります。当日の調査では、枝の先端に花芽を発見しました。毎年4月中旬頃には、花が咲き始めます。後日お知らせしますのでお楽しみに!